桜の花言葉が国で違う!フランス語は少し切ない由来と意味だった!?
みなさんは、桜にどんなイメージがありますか?
おそらくみんな、同じような感じではないでしょうか。
桜は春の季節、卒業、入学など、
別れと出会いのある季節の花というイメージがありますよね!
イメージはあると思うんですけど、花言葉があるって知っていましたか?
私の個人的な感覚なのですが、別れと出会いという感じがあるため、
他に花言葉があるように思わないんですよね。
それを花言葉のように感じているのか、意識をしないというか。
結婚式で使うような花であれば花言葉があるって思って、
調べたりすることはあるんですけど、桜は調べたことがないんです。
でもやっぱり、調べてみると桜にもちゃんと花言葉があるみたいなんです。
当然かもしれませんが。笑
私の「出会い・入学」といったイメージとは違い
ほとんどの桜の花言葉は、「美しい」に関連した言葉ばかりで、
見た目、様子、心の美しさを表していました。
海外の花言葉も調べてみたんですが、
アメリカも日本と同じように、「美しさ」が関連していました。
しかし、フランス語だけ、なんだかニュアンスが違っていました!
なぜ、そのような花言葉になったのか
ちょっと違っているフランス語の桜の花言葉と、
日本や海外の花言葉も合わせてご紹介したいと思います。
桜の花言葉でフランス語は意味が切ない!由来はおしゃれにも感じる?
フランス語の花言葉は、少し発音が難しいですが、
「Ne m’oubliez pas」 ヌ ムブリェ パ
日本語で「私を忘れないで」というそうです。
ちなみにフランス語で桜は
「Fleur de cerisier」フルール ドゥ スリズィエだそうですよ。
どちらかというと、フランス語の方が「忘れないで」と
お別れの卒業のイメージにピッタリですね。
しかし、由来を調べてみると、卒業とは違ったお別れでした。
これは「恋人の別れ」を表しているようなんです。
別れを選んだ恋人同士が「忘れないでね」と
思いを募らせている様子でしょうか。
これは、桜の見た目や咲いている様子などを表しているのではなく、
桜が散っていく様子から表したようです。
桜がキレイに咲き、キレイに散っていく様子が
切なさや儚さ(はかなさ)を表現しています。
そして、その儚さを、恋人が別れを選び、それぞれの道を歩んでいく
切ない心や儚さと重ね合わせているということです。
一見、寂しいような感じもしますが、
もう一方では、恋人2人の新しい未来のための別れであるという
捉え方もあるようで、前に向かっていく意味合いも含まれています。
桜の花言葉が恐いなんて嘘?日本とアメリカでみる意味や由来とは!?
桜はいくつか種類がありますが、桜全体としての花言葉があります。
「精神美、純潔」です。
桜の姿や散っていく様子や見た目の美しさが関係しているようです。
桜はピンク色で美しい見た目です。
その美しさは、けがれがなく、清らかなものであり、
心もからだもキレイになる感じがします。
この心もからだもキレイにしてくれる美しさが
精神美に関係しているようです。
また、桜の時期はいつも一瞬です。
一斉に咲いて、一斉に散ってしまいます。
そんな潔さが純潔に関係しているようです。
ここではまずは日本にある桜の種類ごとの花言葉を紹介します。
▼染井吉野(そめいよしの) 「優れた美人、純潔」
全体の花言葉と同じような感じですね。
桜の美しさが由来となっています。
▼枝垂桜(しだれざくら) 「優美、ごまかし」
垂れた桜が豪華に感じますよね。その豪華な感じを優美と表します。
しかし、真逆のごまかしという言葉もある為、注意が必要です。
▼山桜(やまざくら) 「純潔、淡泊、高尚」
日本にもともと咲いている桜の花です。なので人知れず咲いています。
そんな様子から、この花言葉につながっています。
▼八重桜(やえざくら) 「豊かな教養、しとやか」
この桜は、花びらが重なって咲いています。
花びらが重なっている様子が、知識がどんどんつみ重なっていくように、
感じられるため、豊かな教養となっているようです。
▼寒桜(かんざくら) 「気まぐれ」
一般的な桜より早く咲きます。寒い時期に気まぐれに咲くので
その様子のとおり、きまぐれと言われているのですね。
▼寒緋桜(かんひざくら) 「あでやかな美人」
緋色で下向きに咲いている様子が、つやっぽいと感じられ、
普通の「美人」ではなく、「あでやか」なんですね。
▼鬱金桜(うこんざくら) 「優れた美人」
うこんざくらの花は、黄色いのが特徴です。
ウコンで染めたような色なので、うこんざくらと名づけられました。
そして、別名美人桜ともよばれ、こうした花言葉になりました。
日本とはまた違った印象になりますね。
▼アメリカでは「精神の美、心の美しさ、良い教育」
アメリカの初代大統領のジョージ・ワシントンが関係しています。
ジョージ・ワシントンは幼い頃に、
叔父から借りた斧で父が大切にしていた桜の木を切ってしまいました。
その時、ジョージは正直に父に木を切ってしまったことを話します。
父は、「お前は正直だ」とジョージをほめたそうです。
このように、正直に話せる心、精神を持っており、その心は美しい!
ということで、精神の美、心の美しさとなっています。
また、そういった心は良い教育にもつながるということです。
まとめ
桜の花言葉は、その見た目の通り「美しさ」を
表しているものがほとんどでしたね。
ただ、フランス語のように、見た目の美しさではなく、
散っていく様子から儚さを感じるだなんて、
とても風情があると感じました。
私の入学や出会いのイメージとは全く違いましたね。笑
アメリカなんて、見た目だけでなく、心までキレイだなんて、素敵です!