お役に立てると幸いなブログ

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メダカが産卵しない!行動から産み付ける環境や空腹のサインを観察!

日本で昔から親しまれてきているメダカ。

小さい体で泳ぎまわる姿はかわいいの一言ですよね!

 

観賞用ついでに繁殖させてみよう!とオスメス数匹ずつ購入したはいいものの、

なかなか卵を産む様子が見られないという方がいるんじゃないでしょうか。

 

飼育しているメダカたちが「元気に泳ぎ回って病気でもなさそう」ならば

なおのこと頭の上のハテナが増えると思います。

 

実はメダカが繁殖するには、ある程度、環境を整えてあげなくてはいけません。

いくつかの条件があるわけです。

そのうちの一つでも満たせなければ、繁殖しないこともあり得ます!

元気なだけでは、ダメなのです。

 

では一体何が足りないのか?

今回はそんな疑問を解決へ導くヒントとなる、

「メダカ繁殖のためのポイント」をまとめたので参考までにどうぞ!

 

 

メダカの産卵条件を整えるために!まずは生態や自然環境に合わせる!

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メダカは太陽光で照らされている時間によって、繁殖を行うか決めています。

季節を感じる生き物なんですね!趣があります。

 

一般的に言われている野生のメダカの繁殖期は4月から10月にかけて。

つまりこの時期と同じような飼育環境にしてやればいいということです。

 

「え、じゃあ太陽の当たるところに置いとかなければいけないの?」

と思っちゃうでしょうけど、もっと簡単でいいです。

 

観賞用のLEDライトなどを使って、

一日13時間から14時間ほど水槽を照らしてあげましょう!

 

そうすれば、あまり日の当たらない室内に水槽が置いてあっても、

卵を産んでくれるはずです。

 

私の場合は冬場でもいけました。メダカさんも勘違いするんですね。

でも個体によっては「冬を感じさせないといけない」場合もあるのでご用心!

 

 

次に温度!メダカの自然下での産卵時期に室内温度も合わせよう!

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メダカに限らず金魚など親しみのある魚を飼育するときなんですが、

水温まで細かく見る人って結構いなかったりします。

 

それでも割と元気に泳いだりしてくれるから、

「別に問題なさそうかな」なんておもっちゃいますよね。

 

でも、産卵を促そうとするならば話は変わります!

「取り敢えず綺麗な冷たい水を与えとけばいいでしょ!」

と何度も水を入れ替えたりして水温を低くしたままにすると、

底のほうでじっとして動きが鈍くなってしまいます。

 

「光を浴びせとくといいからね!」と

太陽が照りつく場所に水槽を置きっぱなしにしたりして、

水温が高くなるとへとへとになり、繁殖どころではなくなります。

 

ではメダカが快適と感じ、繁殖を始める温度はどれくらいなのでしょうか。

答えをいうと、「20度から25度の間」くらいです。

というのも、春先の川や池の水温がこれくらいなんです。

 

先ほども書きましたが、野生のメダカの繁殖期は4月から。

その時と同じ水温がベストというわけなんですね。

こうしてみると生き物の生態って理に適ってますよね。面白い。

 

水温調節のために場所移動までする人もいますが、

冷却ファンやヒーターなどを使った方が簡単でいいです。

 

割と安いので買ってみてはいかがでしょうか。

私は部屋のエアコンで頑張ってましたが、しんどくなり断念。

愛するペットのために投資は惜しまずやりましょう。

 

 

そして食事!メダカの繁殖行動に適した餌の回数や量が大事!

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「食」が生き物にとって必須なのはいわずもがな。

毎日の餌やりは当然のことです。

メダカのみならず普段生き物を飼育している人は、

食べすぎに気を付けながら、抑え気味に餌やりをしていることでしょう。

 

しかし繁殖にあたってメダカ達にも、

相応の体力をつけていただく必要があるんですね。

 

あんな小さい体のくせに20から30もの卵を毎日のように産むので、

たくさんのエネルギーを使んですよ。

 

つまり、いつもより餌を多めに与えることが重要となります。

とにかく腹いっぱいになるまで食べてもらいます。

 

かといって「好きなだけ食べるがいい!」とただ闇雲に餌を投下しまくっては、

水槽の汚れに繋がったりしちゃうんでNGです。

 

ではどれくらいの量がいいのかといいますと、

日頃から与えてる餌量のおおよそ3倍くらいからです。

「くらいから」というのも、個体によって食べる量が違うためであり、

観察しながら調節していかなければなりません。

 

例えばですが、1つまみ程度の餌を1日に3回あげてるとします。

その場合、餌の量の3倍を5回くらいに分けて与えるんですね。

 

そうすることで、一日に与える餌の量が数倍になっても、

「一回にあげる餌の量」を減らすことができ、

餌を余らせてしまうことを防げますし、

食べきれる量の把握と調節もしやすくなります。

 

毎日の細かい観察が大事なんですね。

そしてうまい具合に餌やりを行っていければ、

メダカがぷっくりと太り、体が仕上がってきます。

そうなれば繁殖の準備は万端というわけです!

 

 

いざ産卵!メダカが卵を産み付ける床は人工物がベスト!

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メダカは産卵するとしばらくの間、卵をおなかにつけたまま泳ぎまわります。

それを視認できたときは「お、卵ついてる!」と感動もんです。

 

そして水槽内の様々なところに卵を産み付けてしまうんですが、

そうしてしまうとうまく卵を回収できなくなります。

 

なぜ、卵をうまく回収しなければいけないのか?って話になりますけど、

それはせっかく温度管理やら日照時間やら餌の上げ方やら、

いろいろ工夫してようやく産ませた卵を、

他のメダカに食べられてしまうからなんです。

 

なんとお腹についてる時点でも狙われたりします!

こいつら正気じゃねえ!と思いますが、彼らにしてみればいたって普通。

「卵=抵抗しない餌」の方程式が成り立つのです。

なので私たちが卵を安全な場所へと隔離する必要がでてきます。

 

惨事を防ぐためには、産卵床を用意し、そこに産み付けてもらうのが得策。

場所を限定することで回収しやすくするわけですね。

 

野生のメダカが卵を産み付けるのは水草です。 

飼育環境で「卵を産み付けやすい」とよく耳にするのはアオイホテイです。

 

「じゃあさっそくとりいれてみよう!」と思うのですが、

水草だと卵を産み付けたのかわからない場合が出てくるんですよね。

入りくんでてチェックが難しくなります。

 

そこでおすすめしたい方法は人工の産卵床に産み付けてもらい、

それごと回収してしまうというものです。

 

人工産卵床は本物と違って手入れが必要ないですし、

どんどん増殖していつの間にかメダカの居住スペースを圧迫して、

ストレスを与えるなんてこともありません。

ネットでも買えちゃいますし、導入にかかる手間もなくていいです。

 

メダカは1度産卵を確認したら毎朝産み続けることが十分あり得ますので、

たくさん買っておいて回収しては取り換えるを繰り返しましょう。

メダカは一生懸命卵を産む。ただし守るのはあなたです!

 

 

まとめ

メダカに卵を産んでもらうのに確認すべきポイントは主に4点!

ざっとおさらいしますと、以下です。

 

  1. 日照時間は13時間から14時間!
  2. 水温は20度から25度のあいだ!
  3. 餌やりはガッツリだけど食べきれる量を調節しながら!
  4. 産卵床は人工のものがオススメ!

 

いずれも日々の観察や手入れが必要不可欠であり、手間がかかるでしょうが、

それが愛情というもの。

メダカ達もきっと応えてくれるはずです。

結局、子供には愛が必要ってことでよろしくお願いします!