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生活の中で色んな気になることを調べ、体験も交えて書いていきます。お気に召されますと幸いです!

辛いものが食べたい理由!からいものが好きな人や食べたい時の心理!

あなたは辛い物が好きですか?

カレーや麻婆豆腐、キムチチゲトムヤムクン。世界には辛くて美味しい料理がたくさんありますよね。

 

実は、私は辛い物が苦手です。舌がビリビリして口の中が麻痺するようなあの感覚がどうも苦手です。

テレビでよく激辛料理を食べながら「すごくおいしい!」と言っている人は、これは本気なのかな?とさえ思います。

「辛いだけで、味なんかわかったもんじゃない!」って思うんですよね…。

 

しかし、世の中には辛い料理が大好きな人もいるわけです。そして、そういう人はみなさんこう言います。

「何だか無性に食べたくなるんだ!」

 辛さがクセになるのでしょうか。

それとも、何か他の理由があるのでしょうか。

 

人はどんな時に辛い物が食べたくなるのか。今回はその理由に迫ってみようと思います!

 

 

辛いものが食べたい理由は?からいものが食べたい時の体の状況!

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人はどんな時に辛い物が食べたくなるのでしょうか。まず多くの人が思いつくのは「暑い夏」ではないでしょうか。

 

世界の暑い国々、たとえばインドやタイなどは辛い料理が多いですよね。

麻婆豆腐で有名な中国の四川省も、実は日本以上に暑く、そして湿度の高い地域なんです。

 

ということは、この暑さが辛い物を食べたくなることに、何か関係しているのではないでしょうか。

辛い物を食べると、毛穴という毛穴から汗が噴き出してしまい、むしろ余計に暑くなる気がするんですが…。

 

実は汗をかくという行為は、体温の上がり過ぎを防いでくれる作用なんです!

辛い物を食べると汗をたくさんかきますよね?

そのかいた汗は、蒸発する際に皮膚表面の熱を奪っていくのです。

その結果、体温の上がりすぎを防いでくれるんですね。

 

また、温度も湿度も高い時は体内に水分が停滞しやすくなります。

この停滞した水分が、体中のだるさや下痢の原因になってしまいます。

 

そんな時、辛い物を食べて余分な水分を汗として追い出すことができるのです。

このような理由で、夏の体は辛い物を自然と求めているんですね。

人間の体って不思議です!!

 

他にはどんなケースがあるでしょうか。

 

「最近何だかストレスたまってるなー」

「どこかで発散したいなー」

「そうだ!激辛カレーでも食べて、汗かきまくってスッキリするか!」

・・・このような経験がある人はいませんか?

 

どうやら、辛い物はストレスを発散させる作用もあるみたいです。

実は、人間には体に別の刺激を与えて、今の辛さから目を背ける、という働きがあるそうです。

 

ストレスを忘れるための新たな刺激として辛い物を選ぶ、ということは大いに考えられそうですね。

また、辛い物の代表格である唐辛子。この唐辛子にはカプサイシン、という成分が含まれています。

 

このカプサイシンによって、体内ではアドレナリンや、エンドルフィンという物質が分泌されます。

アドレナリンの放出で汗がふき出し、集中力や運動能力が高まり、いわゆる興奮状態になる、といわれています。

 

辛いものでスッキリすると感じるのは、アドレナリンの影響が大きいようです。

 

次にエンドルフィンです。

このエンドルフィンという物質は、神経を落ち着かせる鎮静効果や、幸福感が得られるといわれています。

この作用でストレスから解放された気分になることが、爽快感に繋がるんですね。

 

 

からいものが好きな人の体質!辛い物が食べたい時に足りない栄養が?

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さて、人間は知らず知らずのうちに辛い物を求めているんだな、ということが分かってきました。

 

  • 暑い夏には辛い物を食べて汗をかき、涼しくなろう!
  • ストレスがたまったら辛い物で気分爽快、ストレス発散!

しかし、ここで1つ注意点があります。

 

前途した辛いものの代表、カプサイシン。このカプサイシンには、実は中毒性があるといわれているのです。

辛い物好きな人がどんどん今の辛さに満足できなくなり、より激辛なものを求めてしまうことがあると思います。 

 

普通の辛さではもう満足できない!そんな状態ですね。

これには、辛い物を食べたことで生じるアドレナリンや、エンドルフィンの作用が大きく関係しているのです。

特にエンドルフィンの効果は絶大で、何とモルヒネの6倍の効果があるといわれるほどです。

 

辛い物を食べた後の気持ちよさや爽快感をもっと感じたい!そのためには、たくさんエンドルフィンを分泌する必要があります。

だから、もっともっと!と辛い物を求めてしまうのでしょう。

 

 

辛いものの食べたあとに腹痛になる理由は?食べすぎの影響とは!?

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どんなものでもそうですが、食べすぎは体に毒である場合がほとんどです。

辛い物も例外ではありません。食べすぎにはデメリットが存在します。

 

まず、カプサイシンの摂りすぎは、胃腸の粘膜を痛めやすいといわれています。

辛い物を食べるとお腹が痛くなる人がいるのは、このためです。

 

更に、カプサイシンの作用でアドレナリンも大量に分泌されます。すると、心拍数や血圧が上昇、心臓に負担がかかりやすいとされています。

 

このように、過剰な摂取は体に大きなダメージがあることも、頭の片隅においておくといいかもしれません。

 

 

まとめ

今回は、辛い物を食べたい!と感じるメカニズムをご紹介しました。

 

私は辛い物が苦手なので、激辛好きの人の気持ちは今まで理解できませんでした。

しかし、今回の内容でただ単に辛い味が好き!という訳ではないことが分かりました。

体の仕組み上、辛い物を自然と求めてしまうんですね。

 

辛い物は食べすぎると体によくないみたいなので、ムリをしない程度に私もチャレンジしてみたくなりました!