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保安官と警察官の違い!西部劇でよく聞く職業の業務や役割とは?

皆さんは保安官と警察の違いを知ってますか?

保安官はよくアメリカの映画やドラマに出てきたりして、

特にほとんどの方が西部劇などに出てくるイメージが強いと思います。

でも、ニュースなどでは警察と伝えられますよね

今回は似てるようで違う保安官と警察の違いをご紹介していきたいと思います。

 

 

保安官とはどんな仕事?警察官との違いは選挙で選ばれるって特徴!

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まず、アメリカは50の州と特別区からなっています。

それを統制する為に『保安官』『警察』『FBI』などの治安組織があります。

ここでは『保安官』『警察』の役割を違いとしてご紹介します。

 

▼保安官

保安官とは、議員と同じように選挙で選ばれた者です。

治安維持に携わる役人の事をいいます。

英語でSheriff(シェリフ)と訳されます。

主な仕事内容は、治安維持・拘置所の運営・裁判関連事務で、

警察を管理しています。

一般の警察業務から司法に至るまで幅広く業務を行っています。

 

ですが、アメリカは制度で、各自治体つまり州の権限が強いとされています。

その為、保安官の仕事は州によって違います。

警察を管理する組織だったり、知事が保安官を兼任している州もあれば、

保安官が廃止されている州もあり、

現在のアメリカで保安官は減ってきているみたいです。

 

また、保安官は1人だけ選ばれますが、1人では仕事ができませんので、

保安官代理(英語でDeputy Sheriff)を雇用している事が多いです。

保安官代理になるためには州が規定した治安職員資格を、

警察学校に通って取得する必要があります。

 

▼警察

アメリカの警察は日本とほとんど変わりません。

試験で採用され、社会の安全や秩序を守る行政機関です。

英語でPolice(ポリス)と訳されます。

業務としては、刑事事件の捜査を行ったり、

テロやゲリラに対する警備を行うなどの現場での業務を行います。

また、被疑者を逮捕して、拘置する場合は、

その州の保安官に身柄を拘置してもらいます。

 

◆結論

簡単に言うと、現場で業務をするのが警察官で、それを指揮するのが保安官。

日本で例えると実務を行う警察官とその管理の警視庁職員という感じですかね。

ただ、自治体によっては保安官が廃止されている所や、

ほとんど警察と変わらない仕事をする所など、

保安官と警察官の区別をつける上で、とてもわかりづらいこともあります。

 

大きく違うのは自治体の保安官はいても1人であることです。

助手である、保安官代理がいることはありますが、

複数人いる警察とは明らかに違います。

そして採用方法も試験を受けて資格を得る警察官と違い、

保安官は選挙によって自治体に住む市民からえらばれます。

 

 

日本とアメリカの警察の違いを解説!これもよく聞くFBIとはどんな組織?

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アメリカの警察と日本の警察は、所属と行動範囲が違います。

アメリカは各自治体、州自体が警察という組織を持っています。

その為、州をまたいでの捜査(違う州の捜査)は行えません。

逆に、日本は国家が警察を管轄していて、県ごとに警察署が置かれています。

しかし、県自体が独自の警察組織を持っているわけではありません。

そのため、県と県をまたいでの捜査、合同捜査などが行えます。

 

そしてテレビでもよく聞く、「FBI」。

FBIとは、連邦捜査局のことです。アメリカの警察機関の1つです。

国内の治安維持が主な仕事で、テロやスパイ、政府の汚職や、

複数の州に渡る広域事件、強盗事件などの捜査を担当します。

 

 

まとめ

最後に、私の感想ですが、警察と保安官の違いは難しいと感じました。

現在は、アメリカで警察組織が整備されるようになったり、

警察と変わらない業務を行うあまり、

だんだん保安官としての仕事が無くなってきたからかもしれませんね。

組織が整備されるのは良い事だと思いますが、

歴史ある職業が無くなっていってしまうと少し悲しい気もしました。