カブトムシも比較!ノコギリかミヤマクワガタか寿命が長いクワガタは?
夏といえば子どもの頃にクワガタやセミなど、
虫捕りをした思い出がある人も多いのではないでしょうか?
そんな私もクワガタを捕まえては、虫かごで飼っていた記憶があります。
でもうまく飼育できなくて死んでしまったこともたくさんありました。
今はわざわざ採りに行かなくても、
ホームセンターでたくさんの種類が売っていますよね。
ところでクワガタの寿命って長いものだとどれくらいあるのでしょうか?
非公式ですが、なんと7年も生きたクワガタもいたようです。
びっくりですよね。
今回は日本にいるクワガタの寿命について調べました。
日本にはどれくらいの種類のクワガタがいると思いますか?
なんと約35種ものクワガタが生息しているんですよ。
けっこういるんですね。
さらにクワガタと並んで人気のカブトムシの寿命とも比べてみました。
それでは詳しく見てみましょう。
クワガタの種類別の寿命ランキング!最長で7年生きる場合も!?
クワガタ科の種類は世界でおよそ1500種もいるそうです。
日本には35種類ほどが生息しています。
これらのクワガタは日本のほぼ全域に生息しています。
日本で一番寿命が長いのは、オオクワガタ、コクワガタで、
成虫で2~3年くらい生きるそうです。
次に寿命が長いのはヒラタクワガタの成虫で1~2年です。
ノコギリ型の大きなアゴを持つノコギリクワガタやミヤマクワガタは、
成虫で3~4ヶ月です。
反対に日本で一番寿命が短いのは、ルリクワガタやオニクワガタで
成虫になってから2週間~2ヶ月ほどの寿命です。
野生よりも人工飼育の方が、
天敵がいなくていつでもエサが食べられる快適な環境なので、
長生きしやすく、7年間生きたクワガタもいたという話もあるんですよ。
ちなみに、オスとメスでは寿命の長さに違いはあまりないようです。
ただ、メスは産卵のために膨大なエネルギーを使うので、
寿命が短い場合もあるようです。
そして、世界に目を向けてみますと、およそ1500種いるクワガタ、
外国のクワガタはどれくらいの寿命があるのでしょうか?
有名なのはインドやネパールに生息するギラファノコギリクワガタや、
オーストラリアのニジイロクワガタなどです。
その寿命はギラファノコギリクワガタで成虫になってから8~10ヶ月ほど、
ニジイロクワガタは1~2年の寿命なんだそうです。
外国のクワガタは体も大きいので長生きするのかと思ったら、
日本のオオクワガタの方が寿命が長いのは意外ですね。
クワガタで寿命が長い種類は冬眠する!長生きしてもらう冬の飼い方!
寿命が2~3年のオオクワガタやコクワガタはどうやって冬を過ごすのでしょうか?
実は寿命が長い種類のクワガタは土の中で冬眠して冬を越します。
クワガタは夏の虫だから冬の寒さに弱いと思っていたのですが、
けっこう寒さに強いんですよ。
気温が15℃以下に下がってくると休眠状態になり、
10℃以下になると本格的に冬眠を始めるそうです。
冬の間も部屋の中を暖かくして、一年中飼うことを楽しみたい…
なんて人もいるかもしれませんが、
しっかり冬眠させてあげると次の年も元気に活動してくれるので、
結果的に長く飼育できるんですよ。
カブトムシはクワガタより短命?寿命が短い理由は生態の違い!
クワガタと並んで人気があるカブトムシですが、
日本に生息しているカブトムシの種類は約4種類で、
クワガタの方が種類が多いようです。
カブトムシの寿命はどれくらいなのでしょうか?
日本にいる主なカブトムシはヤマトカブトムシで、
その寿命は成虫になってから2ヶ月ほどなんです。
クワガタに比べるとかなり短いですよね。
同じ昆虫なのに冬を越せる種類がいるクワガタと、
冬を越せないカブトムシは何が違うのでしょうか?
それは生態そのものが違うからなんです。
カブトムシは夏に生まれ、土の中で幼虫のまま過ごします。
次の年の初夏に成虫になって土から出てくると、
2ヶ月ほどを過ごし死んでいきます。
一方のクワガタは夏の終わりころに生まれ、
朽ち木の中で1~2年を過ごした後、
夏の終わりころに成虫になって朽ち木の中でまた冬を越します。
カブトムシの方が成虫になるタイミングや期間が短いんですね。
まとめ
クワガタの寿命は種類によって違いますが、
オオクワガタやコクワガタは平均2~3年、
個体によってはそれ以上長生きするものもいるようです。
日本にいるクワガタは約35種、
その中で越冬できる種類とできない種類がいることもわかりました。
そしてクワガタより体の大きなカブトムシの方が、
寿命が短いことは意外でしたね。
近年、地球温暖化や環境汚染によって、
クワガタやカブトムシなどの昆虫の数も減ってきているそうです。
子どもの頃は、捕まえたクワガタを友達同士で見せあって、
どっちが大きいとか強いとか比べて遊んでいたものですが、
最近は外で虫捕りをする子どもの姿もあまり見かけなくなりました。
夏といえば外で虫捕りした思い出が、
これからの子ども達にも続くように願っています。