アジアゾウの群れはオスだけ?生息地から大きさや性格等の生態を解説!
長い鼻の大きなゾウ。
動物園に行くと、つい目を奪われてしまいますよね。
ゾウはイラストにもよく使われますし、歌にもなっていて、
小さい頃からなじみのある動物の、ひとつではないでしょうか?
そんなゾウは大きく分けて、アジアゾウとアフリカゾウに分かれるそうです。
今回はアジアゾウについてお話ししていきますね。
アジアゾウって聞くとアジアにいるゾウなのは想像できるけど、
具体的にどこに生息しているの?と、疑問に思うかとおもいます。
アジアゾウはインドや東南アジアなど13の国に分布しており、
草原や二次林など、多様な森林地帯に生息しているそうです。
そして、ゾウといえばどんな性格を想像しますでしょうか?
アジアゾウは比較的温厚な性格で、頭もよく仲間意識がとても強いそうです。
どうでしょう?
そんなアジアゾウについて、もっと詳しく知りたくなりませんか?
アジアゾウの生息地はどこ?実は生息地も絶滅が懸念される理由に!?
アジアゾウの生息地は先ほどお話しした通りですが、
ここからはもう少し詳しくお話ししていきますね!
アジアゾウはアジアの13の国に分布し、
インドのサバンナや山岳地帯、ネパール、タイなどなど、
南アジアや東南アジアの草原や常緑林、二次林といった、
多様な森林地帯に生息しているそうです。
インド北東部などでは標高3000m程の高地にも生息しているそうですよ!
さまざまな森林地帯に生息しているアジアゾウですが、
絶滅危惧種に選定されていることは知っていますか?
森林が急激に失われて生息地が農作地に変わってしまうなどの原因から、
アジアゾウの個体数が減少してしまい、絶滅危惧種に選定されているそうです。
ネパールには世界遺産でもあるチトワン国立公園という野生生物保護区で、
国立公園に指定された自然保護公園があります。
ここでは、絶滅が危惧されるアジアゾウが生息しているそうです。
危険にさらされたり、森林伐採などの心配がなく、
静かに暮らしていってくれるとうれしいですね。
アジアゾウの性格や特徴!メスには牙がない理由はアフリカゾウとの違い?
ここまでアジアゾウの生息地についてお話ししてきましたが、
そもそもアジアゾウってどんなゾウ?
と、疑問に思っているのではないでしょうか?
ここからはアジアゾウの特徴についてお話ししていきますね!
▼大きさは?
体調5.5~6.4メートル程といわれています。
陸上に住む動物の中で一番大きいのはアフリカゾウですが、
それに次いで大きい動物がアジアゾウだそうです。
▼体重は?
オスが4~4.5トン、メスが2~3トンといわれています。
陸上に住む動物の中で二番目に大きいといわれているだけあり、
数字だけ見ても、とても大きいことが伝わるかとおもいます。
▼食べ物は?
草食性で、草や木の葉、樹皮や根、果物を食べます。
一日200キロほどの量を食べるそうです。
▼牙は?
牙は主に、樹皮を剥いだり、
地面を掘って水を見つけることなどに使うそうです。
そしてアジアゾウはオスに牙があり、メスには牙が無いこともあるそうです。
オスの牙は1~1.5メートル程の長さがある場合と、それよりも短い場合があり、
メスの牙はあったとしても、ほとんど外から見えないそうです。
なぜメスに牙が無いこともあるのか、気になるかと思います。
しかし調べてみても、はっきりとした理由を見つけることができませんでした。
ですが、アフリカゾウのことを調べていたらこんな説を見つけました。
まず、アフリカゾウは本来オスもメスも牙があるはずなのですが、
近年は牙のないゾウが増えているそうです。
その理由として、こんな説がありました。
象牙の密漁では高齢のメスゾウが狙われることがあるそうで、
牙を失ったゾウが子供を産むと、
牙のない子供が産まれてくる可能性があるそうなのです。
ここからは情報がなく、あくまでも私の考えになってしまうのですが、
元を辿れば同じ生物種であるゾウですので、
遺伝子レベルで何らかの変化が起き、
牙が無くなってしまったのではないでしょうか?
▼耳の大きさは?
ゾウの耳は風を当て血液を冷やし、体温を下げる役割があります。
アジアゾウは比較的気温が高くない森林地帯に生息しているため、
耳を大きくする必要がなく、
アフリカゾウに比べ、耳が小さいといわれているそうです。
▼寿命は?
野生なのか飼育下なのかにもよりますが、
だいたい40~60年程といわれているそうです。
▼性格は?
アジアゾウは知能が高く、比較的温厚な性格です。
そして、ゾウは仲間意識がとても強く、愛情深いようです。
テレビでよく見る群れの構成ですが、
メスのリーダーで他のお母さんやその子や孫たちです。
子ゾウが危険な状況に遭遇すると、
リーダーが指揮をとって、みんなで子ゾウを守るそうです。
そして、仲間が困っているときは励ましたり助けたりなど、
相手を思いやることのできる、とても仲間思いの生き物だそうです。
ここまで、アジアゾウの特徴や性格についてお話してきましたが、
古くから、人間の使役ゾウとして飼われてきたという文化があり、
知能が高く比較的温厚という特徴もふまえると、
納得!というところでしょうか?
まとめ
今回はアジアゾウの生息地、絶滅危惧種に選定されているという現状、
そして性格や特徴についてお話してきました。
アジアの13もの国に生息しており、
さらに標高3000メートルほどの高地にも生息しているなんて、
想像できましたでしょうか?
私はゾウといえば広い草原や、
砂漠に生息しているとイメージしていたのでとてもおどろきました。
動物園やテレビでは見る機会があり、なじみのあるゾウですが、
これは知らなかった!ということがたくさんありそうですね。
アジアゾウについて、あなたが知りたかったことの参考に、
少しでもなれたら嬉しいです。
次に動物園に行った際にアジアゾウが居たら、
ぜひここでお話しした特徴を観察してみてくださいね!