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ペットショップで売れ残りのペットのその後!里親になれるのか?

日本のペット人気は右肩上がりといわれています。

 

ペットを購入する際に多くの方がペットショップを利用されると思いますが、

中には友人からもらい受けたり、

ブリーダーから直接購入した方などさまざまでしょう。

 

現在ペットを飼育している世帯数は約1270万世帯に上ります。

飼育している世帯では、犬が約890万頭、猫が約965万頭も飼育されています。

 

この頭数が全てではないことをご存じでしょうか?

ブリーダーや中間業者・ペットショップなどを合わせると、

この頭数以上の犬猫が何らかの形で飼育されていることになっています。

 

問題は、ペットショップで販売されている犬猫は、

常に入れ替わりが激しい状態になっており、

先週までいた犬猫がいなくなってしまっていたりします。

 

それが、ペットとして販売されていると

思われている方がほとんどではないでしょうか。

ペットショップで売れ残ってしまう犬猫も当然多くいます。

 

その犬猫はその後、どうなってしまうのでしょうか?

 

 

ペットショップで売れ残りになった犬猫のその後は実は全てが幸せではない?

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犬猫をペットとして飼っている方が、相当数いることを先ほど紹介しました。

 

ペットとして飼っている犬猫の多くは、

生後3ヶ月程度での販売が一番多いです。 

それは、購入者が子犬・子猫の時から育てたいという事が、1番の理由です。

 

犬猫も動物ですから、時間とともに成長していきます。

ペットショップでは、生後3ヶ月の犬猫の販売価格が1番高く、

成長するにつれて値段は右肩下がりになっていくのです。

 

生後6か月を過ぎると、犬猫の個性が出てくることが多く、

体長も大きくなるために購入者の数も激減します。

ペットショップも営利目的ですから、

仕入れた犬猫はどうしても販売したいのが実情です。

ペットショップでセールが行われる場合には、

生後6か月以上の犬猫がセールの対象になります。

 

この段階で購入された犬猫は、

ご縁があって運よく生き延びることが出来たと

考えるべきなのかもしれません。

この生後6か月を過ぎた犬猫は、

ペットショップの看板犬猫になれればいいですが、

それにもなれない物たちの行きつく先は、

死を前提とした場所に渡されていってしまうそうなんです。

 

ブリーダーに返されるケースもありますが、

割と多くが買取業者に1頭1万円~で引き取ってもらったり、

個人を装って保健所に連れていくことになるそうです。

 

買取業者はその後、動物実験用の動物として販売することになり、

それでも売れない場合は劣悪な環境で

死ぬまでその場所で過ごすことになります。

ペットショップにいる犬猫は生後6か月を過ぎると、

死を待つしかない状態ともいえるのかもしれません。

 

私も実家でも昔に犬を飼ってました。

柴犬をペットショップで親が購入してきましたが、

生後6か月くらいだったと思います。

かなり安く販売されていたのを、父親がなぜだか購入してきたのです。

 

その後は、家族で約17年間飼い最後まで看取りました。

いま思えば、生後6か月で我が家に来た柴犬は

運がよかったのかもしれません。

 

 

ペット売れ残りに譲渡会や里親より根本的な対策は?海外から見た日本!

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ペットになるはずだった犬猫の最後は生後6か月で死を待つしかない短い命、

または、牢獄のような劣悪な環境下で死を待つしかないのです。

 

なぜこのような状況が起こっているのでしょうか?

皆さんも学生時代にならった社会科で、経済バランスの勉強をしたはずです。

その時に需要と供給バランスが取れた状態がベストであることを

知っていることでしょう。

 

このペットブームの中で、需要と供給のバランスが取れているとか?

となると先ほども紹介したように、

確実にペットの売れ残りが発生している状況です。

 

つまり、ペットの生産者側の供給過多が原因の一因となっています。

犬猫を出産から飼育している業者やペットショップの悪徳な一部は、

動物や命を扱っているという認識は少なく、

商品や物として扱っていることになるのです。

 

そのため、売れ残った犬猫に対して、

何の情もなく廃棄処分という決断をしてしまいます。 

このペットの廃棄処分の多さが原因で、2013年に動物愛護法が改正され、

悪質なペット取扱業者の保健所や保健センターに

ペットの持ち込みを拒否することが出来るようなりました。

 

それでも個人を装って殺処分の依頼をする方法にシフトしているのです。

 

ペット先進国では、ペットショップが存在しておらず、

犬猫を飼いたい場合には直接ブリーダーと交渉して、

家族の一員として迎えることになっています。 

違う視点で見れば、日本と違って犬猫を商品として扱わず

命ある動物として扱っていることになるのかもしれないですね。

 

2013年に動物愛護法が改正されてからは、

ペットの殺処分の数は減少傾向にありますが、

それでも年間で犬が約2万頭・猫が約7万頭も殺処分されています。

 

今後、動物愛護法の更なる改正を行わない限りは、

犬猫の供給過多が続くことの根拠なのかもしれません。

 

動物愛護法の改正強化をすることで、繁殖数の制限や

取扱業者への罰則の強化を図ることが出来るとも言えるのです。

 

 

まとめ

ペットショップでペットが売れ残った場合のその後について

紹介してきました。

 

犬猫を飼っている方は相当数いらっしゃいます。

ペットを購入する方の多くは、癒しを求めて犬猫を購入してますよね。

飼い主が優しければペットの犬猫も楽しい人生を送ることが出来ます。

 

その反面、ペットショップで売れ残ってしまった犬猫の末期までを

考えている方はほとんどいないですよね。

 

もし、現在ペットを購入しようと考えているならば、

その犬猫が天寿を全うするまできちんと世話をできるかまで考えてから、

購入することは常識ですよね。

 

また、ペットショップだけが犬猫を扱っているわけではなく、

動物センターや里親センターなども検討してみてもいいかもしれません。