天橋立の股覗きの場所はどっちから?股のぞきの理由とご利益とは!?
「天橋立」と言う言葉は、一度は聞いたことがあるかと思います。
子どもの頃ならば、昔話などで聞いたことはあるかもしれませんね。
京都の「天野立」、陸奥の「松島」、安芸の「宮島」と、日本三景のひとつです。
一度は、行ってみたい場所のひとつとして、天橋立は有名ですね。
「天橋立」のことを、大きな橋の建築物だと勘違いをしていませんか?
建築物の橋ではありません。(笑)
ちなみに砂嘴とは、宮津湾と阿蘇海の間に積もった砂の道のようなものです。
幅は約20m~170mで、
全長が約3.6㎞の砂州に約5000本の松の木が生い茂って、
珍しい地形となっています。
その地形は、天に舞う架け橋のように見えるため、
神秘的な場所として、昔から大切にされている場所です。
昭和26年に来訪された昭和天皇の句碑、
与謝野寛・晶子夫妻の歌碑など史跡が点在しております。
先人たちが天橋立に馳せた思いに触れることができます。
天橋立に行くと必ずすることがあります。
それは、「股のぞき」です。
初めて訪れる方はもちろんのことですが、
経験していても、やはり何度でも試してみたくなりますよね。
絶景だから「股のぞき」をしたくなる・・・
なんてことは、ありませんよね。(笑)
「股のぞき」をしたくなる理由を知りたいな・・・と思いまして、
今回は、この「股のぞき」について、ご紹介をしたいと思います。
天橋立で股のぞきをする理由は?股覗きをする場所の2箇所を紹介!
そもそも、「股のぞき」は、日常ではしませんよね。
小さい子どもが遊びで楽しそうに「股のぞき」をしながら笑っている姿は、
よく見かけますが・・・。(笑)
実は、この、「股のぞき」は日本の民族風習のひとつ、とされています。
「股のぞき」は非日常の異世界を見られるしぐさと考えられてきたようです。
そのため、妖怪や幽霊にまつわる昔話が伝承として多数、残っています。
古くからある風習って面白いですよね。
天橋立の景色を「股のぞき」で眺めてみると天地が逆転して見えます。
松林が天に架かる架け橋のように見えるのです。
その変化が面白くもあり、美しくもありで人々の心を魅了するのかもしれませんね。
昔からの習わしが今でも残っていることに日本の魂を感じます。
「股のぞき」ができる場所は、天橋立の両岸にあります。
全く、景色が異なります。
1.天橋立傘松公園
北側からの眺め。
「股のぞき」をすると、松林が天と海が一直線に架かる橋のように見えます。
龍が天へ昇って行くかのような眺めから昇龍観と呼ばれています。
2.天橋立ビューランド
南側からの眺め。
こちらかの眺めは、一直線ではありません。
松林が海から天に向かって、天空を泳ぐ龍の姿のように見えます。
そのため、飛龍観と、呼ばれています。
龍が天にまっすぐ昇っていく様子も、
龍が天空を泳ぐように天に向かっていく様子もどちらも気になりますね。
「股のぞき」だから、見える風景を楽しんでください!
日本の良さを改めて知ることができて、パワーを与えてもらえる!
次は、天橋立のご利益について、お話をしようかと思います。
天橋立の股のぞきはどんなご利益があるの?歴史や由来を紐解くと!?
天橋立は、古代神話に登場する最強のパワースポットです。
「天橋立」は、天への架け橋との意味が込められています。
神話の時代に日本を創ったイザナギ様(神様)が、
天と地上を繋ぐハシゴをかけたのですが、
イザナミ様がうっかり寝てしまい、その間にハシゴが倒れてしまい、
今の天橋立の地形になったと言われています。
神話によって、いろいろなお話がありますが・・・。
神様もうっかりミスをしてしまうのですね。
そんな神話から、股のぞきの風景は、「天上世界」と言われています。
昔の人は、その風景を見ることで、
「神気にふれ、運気も上がる」と感じていたようです。
日本ができる前で神の国だった頃のお話って想像がつきませんが、
聞いているだけでも興味が沸いてきますよね!
天橋立で股のぞきをすることで、神様を身近に感じられて、
自然に感謝の気持ちが湧き上がってくるのかも知れませんね。
天橋立で股のぞきをして、十分にご利益を体感できる場所だと思います。
また、願掛けや厄除けもできます。
開運の「かわらけ」投げ、願いの鍵、願いの鐘、
天橋立に行った際には、ぜひ、やってみてくださいね~。
まとめ
一度は天橋立に足を運びたいですね。
天橋立は景観だけでは、もったいないようです。
実際に砂州の中を歩くことができます。
白い砂浜と青い海と緑の松林のバランスが最高です!
その風景の中を歩いていることを考えるだけでも気持ち良さそうですよね。
遠くからでは、わからない、魅力を感じることができます。
壮大さに触れたら、日常の疲れた心を癒してくれて、
パワーを感じて自分の人生観が変わるかもしれませんね。
天橋立に行く機会があれば、ぜひ、楽しんでくださいね~。