手作り味噌の賞味期限や保存方法!冷凍の保存期間や容器のおすすめ!
『自家製味噌は作るけど、途中で味が変わってしまう。』
とお悩みではありませんか。
味噌作り経験者で、今も自家製味噌を愛用している筆者が、
- 美味しさを保つ保存方法が知りたい!
- 自家製味噌の食べごろはいつ?
- 賞味期限はあるの?
といった疑問を解決していきます。
結論からいえば次のとおりです。
- 冷凍保存がおすすめ。
- 食べごろは好みしだい。
- 明確な賞味期限はない。
以下でくわしく解説します。
手作り味噌が長持ちする保存方法!容器はタッパーで冷凍がベスト!
おすすめは冷凍保存です。
冷凍することで発酵を止め、美味しさを保つことができます。
もちろん美味しさといっても好みが分かれます。
常温では自分の好みの状態を保つのは不可能だということです。
発酵が進むほど風味も変わってくるからです。
これは冷蔵保存でも同じです。
進み具合は遅くなりますが、1ヶ月もすれば風味が変わります。
冷凍保存ならば変わることなく好みの味を保つことができます。
さらに空気が入るのを防げるので衛生面でも安心です。
とはいえ、いちいち解凍するのが面倒ですよね?
大丈夫です、問題ありません。
味噌は家庭用の冷凍庫(-10℃~-20℃くらい)では凍りません。
水分のほかに塩分や糖分を含んでいるためです。
多少かたくなりますが、解凍せずそのまま料理に使えます。
冷凍のやり方も簡単です。
好きな分量で小分けしてタッパーに入れるだけです。
毎日使う人なら1週間分は冷蔵庫で、残りは冷凍保存にしてもいいですね。
強いていうなら、タッパーのふたが開けやすいものが良いです。
(ふたが凍ると開けづらいので。)
冷凍庫に入りきらない場合は、
入る分だけ冷凍して入らなかった分から先に使います。
もしくはジップロックなどを使えば、かさばらずに収納できます。
冷蔵庫にうつす時点でタッパーに入れ替えると良いでしょう。
通常は完成後も、直射日光をさけ温度変化が少ない冷暗所で保存します。
ですがマンションだと、そのような場所は多くありません。
また常温保存だとカビを取り除いたり、上下を入れ替えたりと手間もかかります。
手作り味噌の食べごろや賞味期限はいつまで?カビは白なら大丈夫?
自家製味噌の食べごろは、食べる人の好みしだいです。
長期熟成された深みのある味が好きな人もいれば、
それを「えぐみ」と感じる人もいるからです。
「寒仕込み」といって味噌は寒い時期に仕込み、
半年から1年寝かせるのが主流です。
発酵食品である味噌は、その間に少しずつ熟成していきます。
半年ほど寝かせたら一度味を見ることをおすすめします。
その時点でさらに寝かすか、食べごろとするかを決めるといいでしょう。
自分好みに仕上げられるのも自家製味噌の醍醐味ですから。
手前味噌なんてよくいいますよね。
食べごろと判断したら保存に移ります。
保存とは発酵を止めることです。
そのまま放置していると発酵が進みすぎて、食べごろを逃してしまいます。
そもそも味噌には明確な賞味期限はありません。
食べる人によって美味しいと感じる時期が違うのです。
ですが完全に放置していいというわけではありません。
味噌は発酵食品なので、どうしてもカビが生えます。
発酵中のカビは定期的にチェックしましょう。
白いカビが容器のまわりについている程度なら問題ありません。
これは酵母の一種で発酵がうまく進んでいるということです。
青色のカビが容器全体に発生している場所は、取り除く必要があります。
取り除き方は以下です!
- カビと周辺5㎝をスプーンなどですくい取る。
- 平らにならしてキッチン用のアルコール消毒液をかける。
- 味噌全体をかきまぜる。
- ラップでふたをしている場合は新しいものに替える。
しっかりと密閉することで、ある程度カビの繁殖をおさえられます。
とはいえ、白いカビであっても味や見た目には影響します。
味噌が完成した時点で、取り除いてから保存しましょう。
まとめ
この記事では自家製味噌の保存方法と、
食べごろや賞味期限について解説しました。
まとめると次のとおりです。
- 自家製味噌は冷凍保存がおすすめ!
- 発酵を止め、美味しさが保てる。
- 家庭用の冷凍庫では、味噌は凍らない。
- タッパーに小分けするだけ。
- 食べごろは好みしだい。
- 半年寝かせて味見。
- 好みの状態になった時点で冷凍保存。
(発酵を止める。)
- 明確な賞味期限はない。
- 発酵中の白いカビは無害。
- 青いカビはスプーンで取り除く。
- 風味が落ちるので完成後は白いカビも取り除く。
どのくらい寝かせるべきか正解はありません。
毎年食べる時期を変えて、食べ比べてみても面白いですよ。
今が食べごろだと思ったら迷わず冷凍保存です。
びっくりするぐらい、いい状態を保てます。
以前は我が家も、最後まで美味しく食べられずに悩んでいました。
冷凍保存に変えてから悩みは解決し、保存場所の心配もなくなりました。
手間をかけて作ったせっかくの自家製味噌です。
この記事を参考にして、ぜひ最後まで美味しく召し上がってください。