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フグの毒と膨らむ理由と仕組み!これを聞くとかわいいと思えない!?

あなたは、「フグ」と聞くとどんな姿を想像しますか?

 

フグのイラストをインターネットで検索すると、

ぷっくりと膨らんだ姿のかわいいイラストがたくさん出てきますよね。

 

そのようにフグと聞くと、

ぷっくりと膨らんだかわいらしい姿のフグのイメージが湧くと思うのです。

 

ですが、よくよく考えるとフグは常に膨らんだ姿だというわけではないですよね?

そうなると、どんな状態の時にフグは膨らむの?と、疑問が湧いてきませんか?

 

フグが膨らむ理由には、いくつかの理由があります。

  • 威嚇のため。
  • 驚かせるため。
  • 捕食者に丸呑みされないため。
  • ストレスを感じた時。

 

これらを見ると私たち人間がもっている、

かわいらしいなんてのんきなイメージが申し訳なくなるくらい、

フグにとって危機的状態の時に、膨らんでいることが分かりますよね。

 

フグはなぜ膨らむの?

膨らむ仕組みはどうなっているの?

今回はそんな疑問についてお話していきます!

 

 

フグが膨らむ理由と仕組み!自己防衛のために進化した体の秘密とは?

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フグが膨らむ理由には前述したようないくつかの理由があります。

いずれの理由も身を守るための、

フグの護身術だということがお分かりいただけるかと思います。

 

他の生物から襲われないよう、膨らむことで体を大きく見せ、

威嚇のために膨らむといった行動をとります。

 

そして、膨らむことで敵を驚かせるといった効果もあるのです。

このように、フグは体を膨らませることで、自身の身を守っているのですね。

 

また、体を大きくすることにより、捕食者に丸呑みされにくくするということも、

理由の一つとも言われているそうです。

たしかに、ぷっくり膨らんだフグを丸吞みするのは食べ辛くて、

捕食者にとっては大変なことですよね。

 

また、ストレスを感じた際にも膨らむといわれています。

 

ここからは私の考えになってしまいますが、フグでなくとも、

敵に襲われたり、身の危険を感じる時というのは同時にストレスも感じるものです。

 

その際に、膨らむといった行動をとるということは、

普段から身を守るために膨らむフグにとって、自然な行動といえることでしょう。

 

ここまで、フグがなぜ膨らむのかについてお話してきましたが、

もう一つ疑問が生まれてきませんか?

 

身を守るために体の一部分を膨らませる生物というのは、

フグだけではないですが、そう多くはないですよね?

そうなると、フグがどのような体の仕組みで膨らんでいるのか気になりませんか?

 

じつは、フグは体の中に「膨張のう」という袋を持っているのです。

この膨張のうに、水や空気を入れて体を膨らませます。

 

一体どの位膨らむことができるかというと、

自身の体の倍ほどの水量を飲みこむことができるといわれています。

 

また、普通の魚には肋骨があるものなのですが、フグには肋骨が無いのです。

長い年月の進化を経て、膨らむ時に邪魔になってしまう骨は、

だんだんと退化していきました。

 

確かに、膨らむことで身を守っているフグにとって、

肋骨が邪魔になってくるというのは納得です。

ですので、それだけ大きく膨らむことができるのですね!

 

ここまででフグが膨らむ理由と、その時の体の仕組みについてお話してきました。

見た目はかわいらしいですが、

フグにとっては膨らむことで身を守るという、

とても大切な行動だったのですね!

 

 

フグは生まれた時は無毒って知っていた?毒の仕組みと理由が意外!

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ここまで、フグがどのようにして身を守っているのかをお話してきましたが、

もう一つフグといえば…というものがありますよね?

 

そうです!毒の存在です。

フグはテトロドトキシンという、とても強い毒を持っていることで有名です。

 

では、なぜフグは毒を持っているのか?

体を膨らませることと同じで、身を守るためでしょ?

私はそう思っていましたし、それだけの理由だと思っていました。

 

しかし、調べてみると、それだけの理由ではないことが分かりました!

 

実はフグが毒を持つ理由には、

毒を出すことで敵から身を守るための自己防衛のほかに、

フェロモンのような役割もあるんです。

 

テトロドトキシンを持つメスのフグの卵巣に、オスのフグは引き寄せられるんです。

とても意外ではありませんか?

 

フグの毒に対して、ほかの生物は逃げていきますよね。

なので自己防衛になるのですが、フグ同士だとその毒(テトロドトキシン)が、

魅力的なものになるということですよね。

調べてみて、とてもびっくりしました!

 

そして、もう一つ調べてみて意外なことが分かりました。

 

自身の身を守るため、そしてフェロモンのような役割を持つフグの毒ですが、

生まれた時から持っている訳ではないということです。

 

他の海洋生物の中でも毒を持っている、

ヒトデやカニなどを食べて育っていくことで毒を持つようになります。

 

私たちにとっては、とても恐い毒ですが、

フグにとっては生きてくうえでとても必要な機能であることが分かりました!

 

 

まとめ

ここまで、フグが膨らむ理由と膨らむ仕組み、

そして、フグはなぜ毒を持っているのか?についてお話してきました。

 

生きていく中で膨らむという護身術を身につけたこと、

そして毒を持つことで身を守り、

さらには、その毒はフグ同士にとっては魅力になることが分かりましたね!

 

フグがなぜ膨らむのか、疑問に思っていたあなたの参考になれたら嬉しいです!