ファスナーやチャックが噛んだ時の裏ワザ!症状ごとの直す方法!
「ファスナーが思いっきり噛んで、全然動かない!」
これ、本当に困りますよね。
一番困るのが、寒い寒い冬にコートのファスナーが噛んでしまい、
前が閉められないとき。
他にも、子供が自分でファスナーを閉めようとして噛んでしまった時なんかも、
噛んだファスナーを直すだけでなく、
機嫌を損ねた子供まであやさなければいけなくなり一苦労。
そんなとき、
「どんなに思いっきり噛んだファスナーでも、サッと直すことが出来たらなぁ・・・」
と思うことでしょう。
噛んだファスナーを直すとき、多くの人は早く直したい一心で、
力ずくで生地を引っ張ったり、むやみにファスナーを動かしたりしがちです。
私も力ずくで生地を引っ張って外そうとした結果、
生地がヨレヨレになってしまうということを、何度も経験してきました。
というか、そうやって無理矢理外すしかないと、思っていたからです。
でも、力任せで外すのは良い方法ではありません。
ちょっとした工夫と少しの力で上手に外す方法、
そして、ファスナーが噛まないようにする対策があります。
ファスナーやチャックが嚙んだ時の治し方!閉まらない時の応急処置!
まずは、ちょっとだけファスナーが噛んでしまったとき。
- 噛んでしまった生地を左右に引っ張ります。
- その状態で、噛んでしまった時とは反対の方向に、ファスナーを動かします。
大概の場合は、これで外れるはず。
これで外れないほどに、ガッツリ噛んでしまったら、
マイナスドライバーや、それに似たもの(薄い定規など)を使って、
ファスナーと生地の間に隙間を作ります。
隙間ができれば、生地はするっと外れるでしょう。
ただ、注意が必要なのは、力加減。
思いっきりマイナスドライバーをファスナーと生地の間に差し込みすぎて、
ファスナーを壊してしまうことがありますから、
大事な服や鞄などは気をつけて下さいね。
更に固くて取れない場合、その他の方法も紹介します!
▼ファスナーに油をさす!
ミシン用の油でもワセリンでも、無ければサラダ油でも構いません。
外出先なら、リップクリームだっていいのです。
噛んだ部分に、油をさします。
潤滑油のおかげでファスナーの滑りが良くなって、
噛んだ生地が外れやすくなるでしょう。
生地に油が付いてしまうと、シミになって汚れるので注意が必要です。
また、持ち手の部分まで油でギトギトになったら、
滑ってファスナーが動かしにくくなりますから、気をつけて下さい。
これで外せなければ、もう修理屋さんに頼むしかありません。
残念ですが、お金を払って直してもらいましょう。
ファスナーやチャックは嚙んだ!修理に出す前に自分でやってみよう!
一回ファスナーが噛んでしまうと、噛み癖がついちゃうんですよね。
ちょっとしたひと手間で、その噛み癖の再発防止をすることができます。
①アイロンをかける!
一回噛んでしまってそのままだと、噛みやすい状態になっていますから、
アイロンをかけて、噛んだ痕が残らないようにしましょう。
②ファスナーを鉛筆でこする!
ファスナーの持ち手のスライドする部分を、鉛筆の芯でこすります。
スライドする部分の隙間に、鉛筆の先を差し込んで、
軽く上下にあるいはくるくるとこすりましょう。
「鉛筆?!」と驚くかもしれませんが、鉛筆の芯は潤滑油代わりになるのです。
油が垂れることもなく、ギトギトになる心配はありません。
スライドする部分だけでなく、左右のかみ合う部分(エレメントといいます)を、
ろうそくでこするのも良いでしょう。
エレメントの部分はガタガタしているので、
鉛筆の芯よりろうそくの方が塗りやすいと思います。
ファスナーの動きが悪くなるのは、
長年使うことでファスナー自体の油分がなくなることも原因です。
ですから、お気に入りのものをずっと使い続けたいなら、
時々、こうしてメンテナンスしてあげると良いですね。
まとめ
いかがでしょうか?
これで、ファスナーが噛んでも慌てずに済みますよ!
ただ、外出先でがっつり噛んでしまったとき、
マイナスドライバーを持ち歩いているということはないと思いますから、
薄くて硬いキーホルダーを鞄や鍵に付けておくなどしてみて下さい。
できるだけ、ファスナーが噛まないように、予防策をしておくのが安心ですね!