お役に立てると幸いなブログ

生活の中で色んな気になることを調べ、体験も交えて書いていきます。お気に召されますと幸いです!

タオルの臭いを消す方法!原因のモラクセラ菌をお湯で殺菌!

あなたはタオルのにおいが気になったこと、ありませんか?

 

部屋干しした後の生乾きの臭いや、

キッチンや洗面所で使うタオルが気付けば何だかくさい…

多くの方がこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。

 

長年使っていたタオルならいざ知らず、

新しいタオルでも臭いが気になってしまうこともありますよね。

 

いったいこの嫌な臭いの原因はなんなのでしょう。

実は、タオルがくさくなるのには、

モラクセラ菌」という菌が深く関係しているんですよ。

詳しく見ていきましょう!

 

 

タオルが臭い原因はモラクセラ菌の仕業!一体どんな特徴がある?

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2011年、洗剤で有名な花王愛知学院大学によって、

あの独特な雑巾臭のようなにおいが「モラクセラ菌」によるものだ

ということが分かりました。

 

このモラクセラ菌、人の鼻や口の粘膜などあらゆる場所に存在する、

常在菌の一種なんです。

ですので、タオルや衣類にも普段から住みついていて、

菌自体が臭うという訳ではないんです。

 

実は菌がタオルや衣類に付いた汚れや皮脂を栄養として排出する物質、

いわゆるフンのようなものがあの生乾きのような嫌な臭いを出しているんです。

 

このモラクセラ菌は「温度」「水分」「皮脂などの栄養分」が揃うことで活性化し、

臭いの元となる代謝物を排出します。

 

キッチンや洗面所のタオルはこの条件が3つとも当てはまるので、

嫌な臭いになりやすかったんですね。

 

洗濯した後の衣類やタオルでも嫌な臭いが残っている場合がありませんか?

洗濯で溶け残った石鹸のカスや落ち切らなかった汚れが残っていると、

乾くまでの間に菌が増殖して臭いを発生させてしまうんです。

 

さらに、カラット乾いたタオルなのに、

水に濡れると何だか臭うってこともありますよね。

 

何とモラクセラ菌は乾燥してもなかなか死滅しないのが特徴で、

繊維に住みついた菌が水分や汗・皮脂で活性化して、

臭いを発生させてしまっているんです。

 

 

タオルの臭いはお湯で消す!モラクセラ菌の殺菌などの5つの方法!

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モラクセラ菌はなかなか手ごわい相手ですね。

あの嫌な臭いからタオルを守る方法はないものでしょうか…。

実は、少しの工夫で誰でも簡単に嫌な臭いを防ぐことができるんです!

 

①60度以上のお湯につけてから洗おう!

まずは原因で紹介したモラクセラ菌の殺菌方法です!

洗濯をする前から「このタオル何だかくさい…」と感じる場合もありますよね。

そんな時は、洗濯前にタオルを60度以上のお湯につけてみて下さい。

 

実はモラクセラ菌の弱点は熱なんです。

60度以上のお湯につければ、おおよそ20分程度で死滅するといわれています。

 

ただし、お湯で繊維を傷めてしまう可能性もありますので、

きちんと事前に洗濯表示を確認して下さいね。

 

お湯から取り出したら、すぐに洗濯をして乾かしましょう。

濡れた状態で放置してしまうと、再び菌が増えてしまいます。

 

②洗濯する前に分別しよう!

濡れたものとそれ以外の乾いたものを一緒の洗濯カゴに入れたりしていませんか?

水分や汚れが多い洗濯物には菌が好む条件がそろっています。

 

乾いている洗濯物にまで菌が移ってしまっては困りますよね。

毎日洗えない時は乾いたもの・湿ったものを分けておきましょう。

 

③洗濯ものはためずにこまめに洗濯しよう!

洗濯をしっかりしたつもりでも、汚れや菌が残ってしまうことが実は多いようです。

その原因の1つに、洗濯物の詰め込みすぎが考えられます。

 

過剰に洗濯物を詰め込みすぎると、

せっかくの洗剤が行き渡らなくなってしまうんです。

 

特に、吸水性のいいタオルの細部にまで洗剤を行き渡らせるには、

詰め込みすぎは厳禁なんです!

 

理想は容量のだいたい7~8割ほど。

一度に詰め込まずに、洗濯機内にゆとりをもたせて洗いましょう。

  

④できるだけ早く乾かそう!

濡れた状態が長く続くと、菌繁殖の温床になってしまいます。

菌は水分や汚れがあると活性化してしまうので、

その前に乾かしてしまいましょう。

 

洗濯もの同士は間をあけて干したり、

扇風機やサーキュレーターを使って風を動かすのも効果的ですね。

 

湿度の高い時期には除湿器を使うのもいいでしょう。

中にはカーテンレールを物干し代わりにする方もいますが、

これはあまりオススメできないようです。

 

というのも、窓際や壁際は空気の流れがよくないので洗濯物が乾きにくいんです。

さらにカーテンはめったに洗濯しないので想像以上に汚れている場合も多く、

せっかく洗った洗濯物に汚れがついてしまう可能性も。

 

風通しのいいリビングや部屋の中央で干すのがいいようです。

 

⑤洗濯槽を清潔に!

洗濯物に注意が向きがちですが、実は洗濯槽に原因がある場合も多いようです。

 

目には見えませんが、洗濯槽に生えているカビや汚れが洗濯物に付着して、

臭いの原因になることもあります。

2カ月に1回を目安に洗濯槽の洗浄も行ってみましょう。

 

 

まとめ

東京に初めて引っ越してきた年の梅雨時期、

猛烈な生乾き臭に悩まされた経験があります。

 

洗濯してもしてもタオルが臭い!

新しいタオルに取り換えても臭くて、早く梅雨が終わってくれと願っていました。

 

次の年は教訓を生かして、まず洗濯槽を掃除しこまめに洗濯、

そして除湿器を購入しました。

すると去年がウソのように、生乾き臭に悩むことはなくなったんです。

 

臭いって一度気になると本当に気になりますし、

毎日使うものだから想像以上にストレスにもなりますよね。

 

モラクセラ菌はしぶとい菌のようですが、

ひと手間加えることで防ぐことができます。

 

「どうせ洗っても臭いはとれない…」とあきらめず、

できる対策をしっかりと取ってみて下さいね。