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正座で足のしびれのメカニズムや治し方は?しびれない方法はタオル?

日本人の生活では、欠かせない座り方の1つに正座があります。

正座をきちんとした姿勢で行うと身が引き締まる、

集中するには調度いいなど、いろいろな場面で使われる座り方です。

 

正座はいいことばかりではなく、土下座をするときや、

反省の意味を込めて正座をしなさい!なんてこともあったりします。

 

いくら日本人が正座で座り慣れているからといっても、

当然ながら長時間座ると足がしびれてしまいます。

せめて正式な場面でも足がしびれない方法はないのでしょうか?

 

 

正座で足首が痛いのはいったいなぜ?しびれのメカニズムや原因!

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日本人の生活の一部となっている正座ですが、

どうしても長時間座っていると足がしびれてしまいます。

 

正座をして座っていると、なぜ足がしびれてしまうのか?って疑問に思いますよね。

理由がなければ、どんな座り方をしても足はしびれることはないのです。

 

▽正座をすると足がしびれる原因

正座をすると足がしびれるのは、色々なことが重なって原因になっています。

 

①膝から下の足に全体重がかかり、血管が圧迫されてしまう

ヒザの裏側に動脈が流れており、その動脈が正座によって圧迫されてしまいます。

この動脈から足の指の先に行く血流が抑え込まれてしまい、

酸欠状態になってしまうのです。

 

血液中の酸素量が少なくなると、足先の抹消神経が脳に、

「酸素が足りません!たすけてー!」と電気信号を送ります。

 

この段階で正座を解けば、まだ足のしびれは軽い物で済みますが、

正座を解けない状態でいると、末梢神経の機能低下によって、

異常電流が膝から下の部分に流れ出ることで、足がしびれます。

 

②足の付近の神経に負担がかかっている

正座をすることで、太ももの大腿骨やヒザから下の脛骨(けいこつ)を通る、

坐骨神経や脛骨神経が圧迫され負担がかかってしまいます。

 

この2つの神経に負担がかかることで、

血流の流れが悪いと末梢神経が脳に信号を発信するのです。

 

この段階でしびれが発生しているにも関わらず、

無理して無視続けると、今度は感覚神経と運動神経が、

「もう無理ー!」となってマヒ状態になってしまいます。

 

正座を解いて立とうとしても、足のしびれと運動神経と、

感覚神経のマヒによって上手く立てなくなるのです。

 

正座をして足がしびれる原因はこの2つの理由が折り重なった結果になります。

よく、法事などでおじさんが「足がー!!」と言いながら、

すってんころりんしているのが、わかりやすい例ではないでしょうか。

 

 

正座で足がしびれない方法!こんな姿勢が長時間でも楽で効果的!!

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正座をして足がしびれる原因がわかったところで、

正座をしても足がしびれない方法ってないのでしょうか?

 

落語家やお坊さんなどは、長時間正座をしていても、

話やお経が終わるとスタスタと歩いて行ってしまうのは、

結構不思議に思いますよね。

 

実は、足がしびれない正座の仕方があるのです。

 

①筋を伸ばして体重を前荷重にする

膝をつけて足を平行にしてするのが正座ですが、

どうしても足先の方に体重がかかるように座ってしまいます。

 

そうなると先ほどの紹介した原因が発生しますので、

背筋を伸ばして若干前傾姿勢で膝に意識を集中させることで、

足がしびれないようになります。

 

②足首を内側に向けて座る

内側に足首を向ける?って何?と思いますよね。

足首を内側に曲げて円を描くようなスタイルにして、そこに座ります。

 

次に、円を作って座る前につま先を座布団のへりのそばにすることで、

楽に座れるようになるのです。

また、足がしびれそうだなーと感じた時には、

片側に重心を移し、反対側の血流をよくします。

 

これの繰り返しをすることで、足がしびれないようになるのです。

 

他にも足がしびれない正座の仕方もあると思いますが、

まずはこの2つを頭の片隅に入れて正座をしてもらえれば、

いつもよりかは楽になります。

 

 

それでも正座で足首が痛い!そんな時のしびれない方法はタオル!?

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先ほど紹介した2つの方法でも正座をしても、

足がしびれてしまうのではと考えてしまうのは、当然でしょう。

 

正座をしても足がしびれない、最終対策としてタオルを用意しておくのがいいです。

 

タオルと正座に何が関係あるの?

足がしびれて冷や汗が出た時に拭くため?

などと考えてしまいますが、全く違います。

 

タオルを使用するのは、しびれ予防最終対策なのです。

普通のタオルでもいいのですが、若干厚めのタオルの方が有効活用できます。

 

使い方は正座のときに、厚手のタオルをヒザ裏にあてて座るだけで、

足のしびれが出にくくなるといわれているのです。

 

厚手のタオルを使用することで、

ひざ下にかかる負担を軽減することにつながるので、

血流のある程度の確保ができます。

 

その為に、正座をしても足がしびれないと考えられるのです。

 

でも、いつ正座をしなければならないかわからない状態で、

厚手のタオルとなると持ち運びに不便さを感じてしまいますし、

身内以外でタオルを使用することもどうかという場合もあるので、

この方法は、ある程度は場を考えて使う方がいいかもしれませんね。

 

 

まとめ

正座をして足がしびれないための究極の方法はタオルを使う!?

について紹介してきました。

 

基本的には正座をするときには、

ひざ下にどうしても負担がいってしまうために、

足がしびれてしまうのです。

 

正座用のいろいろなグッズも販売されていますが、

正式な場ではなかなか使いにくいも確かです。

そんな時にでも、タオルならある程度は場を見極めることができれば、

使用することができるでしょう。

 

多少のしびれは出るかもしれませんが、

今までのようなしびれではない事は確かです。

近々正座をするような機会があるのであれば、

参考程度に厚手のタオルを持参して見てください。