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レギュラー車にハイオクを混ぜるメリットとデメリット!洗浄効果も?

現在日本で販売されている乗用車は、低燃費が求められております。

地球温暖化を防ぐ手段として、車からでる排気ガスに含まれる、

二酸化炭素の排出を抑える車が多く出回っています。

 

しかしながら、低燃費車でありながらも、燃料は必要とされているのです。

燃料には、ハイオク・レギュラー・軽油の3種類があります。

 

特にトラックを除く多くの車の燃料は、

ハイオク又はレギュラーを入れることになっているのです。

ハイオクとレギュラーでは、車の燃費に差が生じることがあるのでしょうか?

 

 

まずはハイオクとレギュラーの違い!燃費に大きな影響がでるのか?

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まず、皆さんのお宅にある車の種類は、どのような車でしょうか?

 

大きく車の種別を分けると、普通のガソリン車、

HYBRID車、ディーゼル車、EV車の4タイプに分けられます。

EV車は電気のみの使用ですから、ガソリンや軽油を使う事がありません。

 

他の3タイプの内、ハイオク、レギュラーを使用するのは、

普通のガソリン車とHYBRID車の2タイプになるのです。

 

ガソリンにはハイオクとレギュラーがありますが、

車ごとに燃料扉を開けるとガソリンのタイプが書かれたシールが貼られています。

それにあったガソリンを入れていることでしょう。

 

レギュラー車にハイオクを入れることで、燃費向上につながるのか?

という疑問が出てきます。

 

ズバリ!レギュラー車にハイオクを入れても、多少燃費向上にはなりますが、

大きく燃費が向上することはないのです。

逆に、ハイオク車にレギュラーを入れた場合には、メリットは全くありません。

 

 

ハイオクとレギュラーの違いを成分から解説!燃費に違いがない理由!

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レギュラー車にハイオクを入れても燃費の大きな向上がないのですが、

それは、なぜなのか?って疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

 

始めにハイオクとレギュラーの違いはオクタン価の違いがあります。

 

オクタン価って何?と思いますよね。

オクタン価とは、ガソリンが圧縮した時に自己発火のしにくさの表示なのです。

 

オクタン価が100の場合には確実に圧縮した時に自己発火することになり、

このオクタン価が低くなる程、自己発火がされない可能性がある事になります。

 

エンジン内で圧縮したガソリンが点火点で点火されず、

ズレて発火することをノッキングというのです。

 

このノッキングはエンジンにとっては非常に負荷をかけるために、

日本では法律上、レギュラーは89以上ハイオクは95以上決めています。

 

圧縮すれば確実に発火はするけれども、

点火プラグを入れることで更に確実性を増すことになるのです。

 

レギュラーとハイオクではノッキングのしにくさだけの問題と、

ハイオクにはエンジンにガソリンを噴霧する、

インジェクションをキレイにする洗浄剤が入っているかいないか、

この違いだけという事になります。

 

つまりハイオクとレギュラーでは、ノッキングがしにくいことと、

洗浄剤の有無だけの違いよりますから、燃費には大きな影響が出にくいのです。

 

 

レギュラー車にハイオクを混ぜるメリットとデメリット! 洗浄効果とは?

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レギュラー車にハイオクを入れても燃費向上に繋がらないのなら、

わざわざ高いハイオクを入れる必要性が無いと思いますよね。

 

レギュラー車にレギュラーを入れ続けても、

車にはノッキングセンサーが付いているので、

現在の車では、ほぼノッキングが出ることはありません。

 

レギュラー車にレギュラーを入れ続けても、問題もなく走行することができ、

燃費も変わりない程度を維持し続けることができるのです。

 

ただし、燃費にはあまり影響がでないとはいっても、

洗浄剤が入っていないレギュラーでは、

エンジン内部にスラッジ(簡単にいえば燃えカス)が溜まってしまいます。

 

スラッジが溜まることで、新車時と購入してから数年後のエンジンでは、

確実にトルク(車を押し出す力)が減少してしまいます。

 

トルクが不足することで、アクセルを踏み込むことになりますから、

燃費も多少悪化することになるのです。

 

レギュラー車の場合には、月に1度ハイオクを入れることで、

スラッジをある程度抑える事ができると考えられます。

 

ハイオク車・レギュラー車のエンジンは、気化したガソリンの発火点の違いにより、

確実に発火点で点火できるように作られているため、

ハイオク車にレギュラーを入れた場合は、

ノッキングセンサーが付いているのでノッキングはしませんが、

スラッジが溜まってしまって、トルクが低下することが考えられるのです。

 

ハイオクとレギュラーの違いは、車のトルクを維持する事が主な目的で、

燃費については、あまり重要視されていないのが現状という事になります。

 

 

まとめ

ハイオクとレギュラーでは車の燃費に大きな影響がでるのか?

について紹介してきました。

 

多少難しい話になってしまいましたが、

レギュラーとハイオクの違いがわかったことでしょう。

 

燃費については、新車当時の燃費を維持し続けることは非常に難しいので、

燃費を考えるならば、レギュラー仕様の車の場合には、

定期的のエンジンオイルの交換と月1程度のハイオクの使用や

タイヤの空気圧のチェックが最低限度必要になります。

 

ハイオクを入れたからといって燃費が劇的に向上することはありませんから、

長く愛車に乗りたい・燃費をある程度維持したい場合には、

定期的なチェックを忘れることなく行う必要がありますね。