国際宇宙ステーションの見える日や方角!スマホで撮影するには?
国際宇宙ステーションが、日本で見えるのか?
という疑問をもっている方も大勢いるのではないでしょうか。
実は、毎日のように日本の上空または上空付近を、
地表から400㎞のところを毎秒約7.7㎞で通過しているのです。
そんなに!?と思ってしまいますが、
国際宇宙ステーションは地球周回は90分になっています。
ただ、その間に地球が自転を行っているために、
周回するごとに約15度前後ずつ、ずれていっているのです。
同じ周回軌道に戻るには計算上24周しなければ、
戻ってこれないことになります。
国際宇宙ステーションは1日に16周していることになっているので、
ほぼ毎日日本から観測することができるといってもいいでしょう。
- 国際宇宙ステーションは日本でいつ見える?通過時間をチェックしよう!
- 知らないと見逃す?国際宇宙ステーションが見える方角や角度はこれ!
- 宇宙ステーションのスマホ撮影方法!通過時刻にスローシャッターを!
- まとめ
国際宇宙ステーションは日本でいつ見える?通過時間をチェックしよう!
国際宇宙ステーションがいつ日本で見えるのか?
という疑問がありますが、これについてはJAXSが毎日発表しています。
一応地球1周90分とはなっていますが、
現状では1日1回は日本の上空また、その付近の上空を通過しています。
地球の自転が関係していて、
国際宇宙ステーションは日本の上空を1日1回という回数で、
通過していることになるのです。
JAXSの予定表を見る限りでは、10日後までの予定が常に発表されていますから、
このJAXSの予定表を見れば、
天候次第と国際宇宙ステーションの上空の角度次第では、
流れ星のように見えることになります。
えっ!?流れ星!?と思うでしょうが、
秒速7.7㎞で地球から400㎞上空を飛んでいるわけですから、
宇宙ステーション本体が見えるという事はありませんからね。
確実に流れ星的に見えても、かなりの光の明るさがあるので、
時間と方位を間違わなければ、日本でも確実に国際宇宙ステーションを、
見ることが可能なのです。
また、最近での国際宇宙ステーションの日本の上空通過は、
午前2時過ぎから午前4時くらいがほとんどですから、
見たい方は早く起きてみるしかなさそうですね。
知らないと見逃す?国際宇宙ステーションが見える方角や角度はこれ!
国際宇宙ステーションが毎日見えることがわかりましたが、
闇雲に空を見上げても、どれが国際宇宙ステーションなのかはわからないです。
国際宇宙ステーションの軌道を簡単に説明すると、
例えば、オーストラリア中部上空を通過した場合に、
日本では北海道を通過するルートになることになります。
つまり、南から北方向に向かって、
日本の上空または上空付近を通過することになるのです。
日本の上空または上空付近を通過する場合には、
通過する場所によってはよく見えることになるのですが、
角度によっては見えない場所も出てくることになります。
日本海側を通過する場合でも、太平洋側の都市でも、
国際宇宙ステーションを見ることが可能になるのです。
ただ、国際宇宙ステーションを見ることができるのは、角度が問題となります。
国際宇宙ステーションを見ることが出来る角度
- ベストな角度は45度以上
- 30度<45度
- 10度<30度
この3つの角度だと、夜空に国際宇宙ステーションを見ることが可能なのです。
状況によっては角度が10度以下でもギリギリ見える場所もあるので、
JAXSのHPを確認した方がいいでしょう。
宇宙ステーションのスマホ撮影方法!通過時刻にスローシャッターを!
こうなると、スマホで国際宇宙ステーションを写すことが可能なのか?
ではないでしょうか。
実はスマホのカメラ機能で、国際宇宙ステーションの撮影は可能なのです。
時間と場所と天気を確実にチェックしておけば、
後はスマホで撮影するだけになります。
ただ、スマホで普通に撮影しただけでは、
どれが国際宇宙ステーションなんだ?という事になりかねません。
露光時間を1秒間だけ遅らせてシャッターを切るようにすれば、
国際宇宙ステーションの光の流れを納めることができるのです。
画面上では2~3mm程度星が流れているように見えますが、
それが国際宇宙ステーションになります。
ちょっと難しい作業かもしれませんが、デジカメを忘れても、
スマホで国際宇宙ステーションを撮影できるなんて信じられませんよね。
ただ、周りにも写真を撮影している方もいる可能性が高いので、
シャッターを下ろすときには周囲に気を配りましょう。
まとめ
国際宇宙ステーションは日本でいつ見える?
見える日は限られているのか?
について紹介してきました。
- ほぼ毎日日本で見ることができる
- 日本の上空または上空付近を通過する時間帯は、午前2時~午前4時くらい
- 南から北に向かって見ることができる
- スマホで撮影することができる
こんな事がわかりました。
最近では国際宇宙ステーションについてのニュースなどは流れてはいませんが、
毎日国際宇宙ステーションは、日本の上空または上空付近を通過しているのです。
ただ、時間帯が時間帯だけに、
観測している人以外はなかなか見ることができないのではないでしょうか。
夏休みなどになった場合には、子供たちの自由研究の宿題で、
国際宇宙ステーションを取り上げてもいいかもしれませんね。