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梅干しがカビると不吉は迷信?黒カビにまつわる言い伝えと防止方法!

最近の梅干しは味も調度よく、食べやすい味付けになっている物が多いです。

自家製の梅干しとなると、1個摘んで口に入れただけで、しょっぱい!しょっぱすぎる!と感じるのではないでしょうか。

 

昔の自家製梅干しは、塩の割合が40%以上の物が多く、海水以上の塩分の中に入れられるのです。

これは、これだけ塩分濃度を高くしておけば、長期保存が可能だからという答えが見えてきます。

 

自家製で梅干しを作っていて、一気に梅干しが真っ黒になってしまう場合もあるのです。

カビが原因と考えていいのですが、「梅干しが黒くなると不吉なことが起こる」という昔の方が大勢います。

 

今では迷信という事がわかっていますが、当時はなぜそんなことを言っていたのでしょう。

今回はそんな由来において紹介します。

 

 

梅干しがカビで真っ黒になると不吉?母が信じ込んだとある出来事!

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梅干しがカビで真っ黒になってしまうと、不吉なことが起こると言われ続けています。

 

今では自家製の梅干しを付ける方も少なくなっていますし、企業で梅干しを生産していることもあるために、カビで梅干しが真っ黒になっているのを見たことが無いはずです。

 

昔は自宅で梅干しを作る方が多く、長期保存を想定しているために、塩分濃度を40~50%にすることで、しょっぱい梅干しを作っていました。

これだけ塩分濃度が高いと、ウイルスや細菌の繁殖が出来ない状態になっており、梅干しが真っ黒になることは非常に稀としか言い様がないのです。

 

梅干しがカビで真っ黒になってしまう=ありえないこと=不吉なことが起こる

こんな当時の方の考え方が今でも伝わっていると考えるべきでしょう。

 

自分ごとではありますが、母方の祖母が自宅で梅干しを毎年つけていて、その年に限って全ての梅干しが真っ黒になってしまいました、

結果的にその年の暮れあたりの時期に、祖母が脳梗塞で倒れてしまい寝たきり生活になってしまったのです。

自分の母は、「梅干しが真っ黒になったから、脳梗塞が起きたんだ」といっていたのを覚えていますね。

 

祖母は確かに元気な方でしたから、まさか!と誰もが思ったことは確かです。

ただ、梅干しが黒くなったのが原因ではなく、塩辛い物が好きだったので、高血圧からの脳梗塞では?と今は考えられます。

 

迷信が本当になってしまったために、迷信は当たるという認識が付いてしまったという事です。

生活習慣病として脳梗塞や脳溢血で倒れられる方も大勢いますから、日ごろからの食生活を見直すべきなのでしょう。

 

 

梅干しが黒くなるカビ原因は単純な理由?発生防止の対処法もご紹介!

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現在の方で、「梅干しが黒くなってしまうと不吉なことが起こる」、そう言われてもピンっとくる方は少ないのではないでしょうか?

梅干しが黒くなるのは、カビで真っ黒になるだけだからと思う程度で、この梅干を破棄するか、カビを除去して復活させる方法を考えるはずです。

 

梅干しが黒くなってしまう原因はいったい何なのでしょう。

 

1.無農薬・無添加の梅は、元々黒い斑点がある

これは、黒ほし病といわれるもので、青梅に自然界に当然存在するカビが原因で、黒い斑点は付きます。

この梅をよく洗う事と梅干しにする段階の塩分でカビの効力が失われてしまいます。

 

2.赤しそが原因

梅干しを漬け込んだ瓶が黒くなってしまう場合には、赤しその灰汁が原因の場合も考えらえます。

赤しその灰汁が完全に取り除かれていないために、梅全体が黒くなってしまうのです。

梅酢も濁ってしまうので、それを避けるためには、途中で赤しそを取り除くか、最初からよく洗って灰汁を完全に取り去ることです。

 

3.黒カビが原因

梅干しが黒くなる原因で1番多いのが、黒カビの発生です。

 

これだけ塩分があるのに、黒カビが発生してしまうのかと、疑問に思えますが、色々な要因があります。

  • 漬ける際に皮膚のたんぱく質が入り込んでしまったため
  • 青梅を洗った時の洗剤が残っていたため
  • 漬け込む際に雑菌が紛れ込んでまったため

などのことが考えられます。

 

梅干しが黒くなってしまう原因を紹介しましたが、黒カビが発生してしまうと、菌が梅の中まで浸透している可能性が非常に高く、

リカバリーすることは非常に困難な状況になってしまいます。

 

残念ですが、黒カビの場合は潔く破棄するのがいいでしょう。

また使用していたい瓶などは、次回作るときのために、十分殺菌をしていくことも重要です。

 

 

まとめ

梅干しがカビで真っ黒になってしまうのは不吉の前兆なのか?について紹介してきました。

言い伝えとはいっても、塩分濃度が高いだけに作った方はショックですからね。

物が黒くなるというのは、黒カビが主な原因を作り出しているはずですから、臭いもすごいはずです。

 

昔の言い伝えにはそれなりの根拠があってのこととは思いますが、食材が乏しい時代背景を考えると、塩を大量に入れ込むことで殺菌の効果を上げていた…という事になります。

 

それだけ梅干しが貴重な食糧の1種という事です。

確かに黒くなってしまうと、不気味さや不安感を覚えるでしょうから、こんな迷信が出来たのかもしれませんね。