失業保険をもらい忘れたときの貰い方や手続き!入院で期限延長可能?
失業保険ってご存じですか?
お勤めになられている方なら、雇用保険に加入していると思います。
条件はありますが、失業して収入が無くなった場合や、
働くことが困難となった場合、自ら教育訓練を受けた場合などに、
生活や雇用の安定と就職促進の為、
雇用保険から失業給付などの給付金が支給されます。
特に失業保険って存在は知ってるけど、よくわからないから申請しなかったり、
もらい忘れた方も多いのではないかと思います。
また、知人の話ですが、ケガで入院して休職になってしまい、
長期入院となったために解雇されました。
それまで仕事で収入を得ていたことが、
病気やケガで仕事ができなくなって解雇され、収入が無くなってしまいます。
それでも入院すれば入院費も必要です。
本人は、治療をして仕事への復帰を考えていたのに、
会社側から辞めるように言われてしまい、とても辛そうでした。
失業保険って手続きをされている方もいますが、
やっぱりケガの場合は入院していたり、治療で大変だったりと、
申請をし忘れてしまう人もいらっしゃるようです。
でも、申請期限が過ぎたり、忘れてしまっても、貰える場合があるんです。
今日はそんな失業保険を貰える条件や申請の期限などについて、
紹介していきたいと思います。
失業保険をもらい忘れた時は確認!手続きできる延長期間や条件とは?
失業保険の手続きは、自分の住所があるところの公共職業安定所、
いわゆるハローワークで行います。
職場から離職しましたという証明となる、
通常退職から10日以内に発行されます。
そして、この離職票を貰ってから失業給付の申請に行くのですが、
失業給付を受けられる期間は基本的に退職日の翌日から1年間です。
手続きが遅すぎると途中で打ち切られる可能性があります。
これまでは、申請期限を過ぎるとできなかったのですが、
制度の見直しにより、期限内申請は原則ではありながらも、
申請期限が過ぎても2年の時効の期限内であれば、できるようになったようです。
また、基本的には1年の有効期限、2年の時効ですが、
失業中に妊娠や出産など、30日以上職業に就けない状態が続く場合は、
最大4年まで受給期間を延ばすことができます。
一口に失業保険といっても、「ただ職を失ったから貰える」訳ではありません。
雇用保険の中に色んな種類があり、基本手当として失業保険があります。
また、2年の時効の期限内でもらえるものは、次に挙げる14種類が対象です。
- 就業手当
- 未支給失業等給付
- 再就職手当
- 就業促進定着手当
- 常用就職支度手当
- 移転費
- 広域求職活動費
- 教育訓練支援給付金
- 一般教育訓練の教育訓練給付金
- 高年齢雇用継続基本手当金
- 高年齢再就職給付金
- 専門実践教育訓練に係る教育訓練給付金
- 育児休業給付金
- 介護休業給付金
失業保険の申請方法を流れで解説!受給条件や必要書類も覚えよう!
お勤めの方なら、と記載しましたが、対象外になる場合があります。
基本の期限内に申請するにしても、
遅れて時効の期限内に申請するにしても、
対象になるかどうか確認することが必要です。
条件は次の4つです。
- 前の会社で雇用保険に入っていること。
- 働いていた期間や年齢が適正であること。
- 会社都合での退職であること。
- 自己都合の退職でも、条件にあてはまり、再就職の意思があること。
それでは必要書類と申請の流れを説明します。
①離職証明書と離職票を貰いましょう!
会社が離職証明書を発行します。
離職理由などを本人が確認し、間違いがなければサインをします。
それを会社は離職日の翌日から10日以内に、ハローワークへ提出します。
ハローワークがそれを確認し、
本人へ届けられます。
②ハローワークへ失業手当の申請へ!
窓口は、失業手当担当窓口ですので、そちらへ相談してください。
必要な書類は以下です。
③雇用保険受給者説明会に参加!
失業手当を受給する人を対象とした、雇用保険受給者説明会があります。
参加すると受給に必要な、雇用保険受給資格者証と失業認定申告書を
受け取ることができます。
④失業認定日に求職活動の報告!
失業手当は、再就職する意欲があることが条件にあります。
受給するには、4週間に1回、指定の日時にハローワークに行き、
求職活動をしていることを報告して、失業の認定を受ける必要があります。
⑤失業手当を受給!
失業認定を受けたあと、1週間後に指定口座に失業手当が振り込まれます。
まとめ
時効が出来ましたが、申請期限を守ることが原則です。
自分の生活を守る為にも、忘れないようにしましょう。
人生において、ケガ、病気での入院、
倒産や解雇など、何があるか分かりません。
失業保険だけではなく、困った時に受けられる保険や制度、
助けになるものがたくさんあります。
諦めないで、その状況で何が受けられるか、一度確認してみてください!