お役に立てると幸いなブログ

生活の中で色んな気になることを調べ、体験も交えて書いていきます。お気に召されますと幸いです!

体温計がないときの測り方!脈拍との関係を使った測定方法やアプリ!

 

新しい生活習慣が定着し、健康観察のため体温を測ることが増えました。

ところが、うっかり測るのを忘れて出かけてしまったり、

なんとなく体調が悪いので体温を測りたいけど手元に体温計がない!

というときの場合もありますね。

体温計がないときの測り方や正しい体温の測り方をおさらいしてみましょう。

 

 

体温の平熱とは平均でどのくらい?37℃超えは「発熱」になるの?

f:id:kurotoao:20200713201631j:plain

平熱ってどのくらいなんだろう?って疑問お持ちの方多いのではないでしょうか。

 

日本人の10歳から50歳前後の健康な男女3000人を対象に、

医学的に正しい方法を用いて体温を測る実験をしたところ、

「平均値は36.89℃」だったそうです。

かつて37℃以上は発熱していると言われることも多かったのですが、

この実験で37℃は平均的な平熱の範囲だということがわかりました。

 

割合としては3000人のうち7割が36.6℃から37.2℃の間だったものの、

残りの3割はこの数値より外れていました。

「そうそう、私の平熱この数値より全然低い!」

という人も結構いるかもしれません。

 

もしかすると、正確に測れていないということがあるのかもしれません。

平熱は個人差が大きいため、普段から自分自身の体温をきちんと測り、

確認しておくことはとても大事なことですね!

 

 

体温計を使った正しい測定方法!部位や運動後に控える時間とは?

f:id:kurotoao:20200713201638j:plain

体温を測るときは食事・入浴・運動のあとや、

帰宅後30分間は正しく測ることができないので、

時間をおいてリラックスしてから測ることをおすすめします。

 

わき式体温計、耳式体温計、口の中で測るタイプ、

最近ではおでこで測定する非接触式体温計など、

体温計にもさまざまな種類がありますが、

ここでは代表的なわき式体温計、耳式体温計を使った正しい測り方を見ていきます。

 

 

▼脇で測る

表示部を体のほうに向け、わきの中心に体温計の先を当てます。

わきの中心で測るのは周囲より一番体温が高いため。

下から少し押し上げるようにして、わきをしっかりしめます。

上から差し込むとわきの中心に当たらなかったり、

横から差し込むと先端がわきから出てしまうことがあるので注意してください。

 

そのほか、わきで測るときは汗をかいていたり、

下着に触れていると正確に体温が測れませんので気をつけてくださいね。

 

▼耳で測る

電源を入れたら、体温を検知するプローブという部分を耳に入れます。

赤外線センサーが鼓膜からの赤外線をまっすぐとらえたときの、

最も高い温度を検知します。

子どもを測定するときなど、耳にプローブが入りづらいときは、

耳の上部を軽く後方にひっぱり耳の穴をまっすぐにすると入りやすくなります。

 

耳式の体温計で測るとき、

耳の中が耳垢などで汚れていると正確に測ることができませんので、

耳の中を清潔にしてから測るようにしてください。

 

 

体温計がないときの測り方!ない時の熱は脈拍で推測できる!?

f:id:kurotoao:20200713201628j:plain

体温計がないときどうやって体温を測ったらいいのでしょうか?

あくまで目安としてですが、脈拍によって体温を推測することができます。

体温は脈拍と深いつながりがあり、体温は脈拍とほぼ平行に動きます。

体温が1℃上昇すると、脈拍は8~10拍/分増加するといわれています。

 

脈拍は手首の動脈に人差し指、中指、薬指の3本を当てて測ることができます。

強くても弱くても正確に測ることができないので、

脈が指に触れるまで徐々に押していきます。

脈が触れたら15秒間に何回脈が触れるか数えます。

その4倍が1分間の脈拍数となります。

 

健康な成人で安静時の脈拍数は約60~100回と言われているので、

正常範囲から大きく数値が外れているときは発熱を疑うことができます。

日頃から、体温とともにリラックスした状態の脈拍を知っておけば、

体温を推測することができるんですね。

 

 

技術進歩に驚愕!体温は既にスマホで管理できる測定アプリがある?

f:id:kurotoao:20200713201634j:plain

AIの進化はめざましく、最近は体温計がなくても、

日常のコンディションを管理することができるんです。

 

多機能スマートウォッチは、医療用チップが内蔵されており、

腕時計のように腕にはめているだけで体温、心拍数、心電図、血中酸素、

血圧などを計測してくれる優れものです。

 

24時間体温をモニタリングしてくれ、その結果をアプリで見ることも可能です。

これなら体温計でわざわざ計測しなくても大丈夫。

温度の異常を感知したら警報でお知らせしてくれる機能もあるそうですよ!

 

そのほか、オフィスや商業施設の入口などで最近よく見かけるサーモグラフィは、

自分のスマホタブレットに装着して、専用のアプリで撮影すると、

手軽にサーモグラフィになるというデジタル機器も通販などで販売されています。

これを使えば、体温計がなくても体温を測ることができますね。

 

 

まとめ

体温は血圧と違い急激に変化しにくいため、体の不調を知る重要な情報となります。

日頃の平熱を知っておくことで、体の不調を感じた時に早めに薬を飲んだり、

病院を受診する目安にもなり、早めの対処で病気の重症化を防ぐこともできます。

 

体温計がなくても、脈拍から推測したり、

多機能スマートウォッチやサーモグラフィなど、

さまざまな方法で自分の体温を測ることができます。

ご自身の健康管理に合った方法でぜひやってみてくださいね。