有給休暇日数が残ったまま退職しないための準備!パートさんも必見!
会社を辞めると決めると、その時期のことで頭がいっぱいになるかもしれません。
でもちょっと待って。
有給休暇が残ったままになっていませんか?その有給休暇のことを考えて退職時期を計画していますか?
有給休暇は退職前なら消化できます。また、条件が満たされて会社で認めていれば買い取りも可能です。
パート、アルバイトの方も有給休暇を付与されている可能性があります。しっかり調べて自分のために有給休暇を使いましょう。
有給休暇の付与日数やいつ増えるか!正社員以外でも把握しておこう!
有給休暇は、正社員はもちろん、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト誰でも付与されるものです。
付与される条件は以下のようになります。
- 仕事を始めてから6ヶ月以上継続して勤務している
- すべての労働日の8割以上出勤している
フルタイムで働いている方であれば、この条件を満たした時点で10日の有給休暇が付与されます。
パート、アルバイトなどで週4日以下の勤務であれば、週の労働日数に応じた日数の有給休暇がもらえます。
ただし、有給休暇は2年までしか持ち越せません。
仮に10日間の有給休暇をもらっても、次の年で使い切ってしまわないと消滅してしまうので、注意してくださいね。
※有給休暇は給与明細に書かれていることも!
有給休暇について、特別な説明がない会社もあります。
「今月から有給休暇が付きましたよ~」という親切なアナウンスはたぶんどこからもありません。
なので、働いて6ヶ月経った頃に、翌月の給与明細を確認してみてください。
どこかに小さく「有給休暇残日数」なんて項目が載っていることがあります。
給与明細でわからなかったら直接聞いてみるのもひとつの方法です。
実は私、以前は劇団に所属していたりして、社会の仕組みを全く理解していませんでした。
劇団を辞めて普通の事務の仕事を始めた時、1㎝くらいの細いピラピラの紙切れを給与明細として渡され、勤務日数、勤務時間、月給が書かれただけのその紙を、何も疑わずに受け取っていました。
しかしある日、一緒に働いていた人たちが「有給休暇も教えてくれないなんておかしい!」と怒りだしました。
その時初めて、私はお金をもらえて好きに休んで良い日(有給休暇)が、この世の中に存在することを知ったのです。
もう20年近く前の話なので、今そんな会社はないと思いますがパートやアルバイトだと知らずに過ごしてしまうこともあるかもしれません。
どんな勤務形態でも有給休暇を取得する権利があることだけは、頭の片隅に持っていてくださいね。
有給休暇が残ったまま退職しない方法!パートも買い取りしてもらえる?
退職を考えて有給休暇の残日数を確認したら、それをどうするかを決めてから退職日を考えましょう。
有給休暇が残ったまま退職しないようにするには、次の2つの方法を選ぶことになります。
- 有給休暇を消化して退職する
- 有給休暇を会社に買い取ってもらって退職する
買い取りは条件が満たされないと難しいので、確認が必要です。
- 会社の就業規則に有給休暇の買い取りをする旨の記載がある
- 退職する時に未消化になる有給休暇がある
- 2年経過して消滅してしまう有給休暇がある
- 法定有給休暇よりも多く付与されている分がある
退職する時に余ってしまう有給休暇でも、会社で買い取りを認めていないとあきらめなくてはいけません。
辞める直前にもめないように、事前に聞いておきましょうね。
※消化して辞めるのが一般的!
私も3ヶ月後に退職が決まっているのですが、退職日から逆算して有給休暇を消化する予定です。
こんな風に有給休暇を消化して辞める人が多いですね。
昔、有給休暇を買い取りしてくれる会社の人に聞いたら、「買い取りなんて微々たるもの(金額)だよ」と話していました。
消化して時間をもらう方が得だと思う人の方が多いのかもしれません。
ただ、ここで気をつけたいのは引継ぎのことです。
少なくとも有給休暇が発生しているあなたは、半年以上その会社に在籍しています。
そうなるとあなた自身が行っている仕事があるわけで、それを残った人に引き継がなくてはいけません。
1ヶ月前に退職願いを出せば良いというのが原則ですが「有給消化するから実際は半月しか来ません!」・・・これではちょっと周りが混乱してしまうかもしれません。
快く送り出してもらうためにも去り際はきちんと整理していきましょうね。
まとめ
有給休暇を消化する、しないは、もちろんあなたの自由です。残ったまま退職したっていいんです。
でもお金がもらえて自由に動ける時間を得られるなんて、私はすごくありがたいなぁと思います。
私は12日間の有給休暇を消化する予定ですが、次の就職先を探したり、今までできなかった大掃除をしたり、うちの犬とのんびりしたいなぁと思っています。
有給休暇は、あなたががんばって働いた証です。
できれば無駄にせず、有効に使ってあげてくださいね。