色の違いで印象は変わる?分類や種類ごとに色の心理的な効果を解説!
あなたの好きな色は何ですか?
どうしてその色が好きなのですか?
色は、その人らしさをよく表します。
色にはあなたの気分を変えてくれるパワーもあります。
私の好きな色は青色で、部屋のインテリアやファッションも青が中心でした。
でも、大学受験のときに落ち込んだ時期があって、
色の好みを考えたことがあります。
そして一人暮らしを機に、青からピンク中心のインテリアに変えたところ、
物事に対して前向きな気持ちで接することができるようになりました。
もちろん、人の気持ちは色だけで変わるわけではありません。
でも、色には印象を変えることができます。
色の違いによって、印象はどのように変わるのでしょうか?
それぞれの色の印象を知っておくと、
取り入れ方を考えるのも楽しくなりそうですね。
今回は色が人に与える印象について書いてみました。
服などでの色が与える印象や効果を種類別に解説!心理を学んで活用を!
色は大きく、寒色、中性色、暖色の3つに分けられます。
まずは、3つのグループに属する代表的な色をご紹介します。
それぞれの色ごとに印象づけられるイメージや、
色によって得られる効果もあります。
一つ一つ見ていきましょう。
- 寒色
- 青色
青色といえば、海、地球、夜空を思い浮かべます。
青色は「厳しさ、安定感、落ち着き、冷静、誠実、知的、気品、信頼」
といった印象を持ちます。
精神を落ち着かせる、脈拍を安定、集中力を高める効果とされています。
- 水色
水色といえば、ラムネ、水、青空、ガラス、氷を思い浮かべます。
水色は「未来、澄みわたる、爽やか、清潔、涼しげ、冷たい」
といった印象を持ちます。
青色と同様の効果があるほか、涼しさを与えてくれます。
- 中性色
- 緑色
緑色といえば、森、葉っぱ、野菜、抹茶、枝豆、山、
クリスマスを思い浮かべます。
緑色は「癒やし、安らぎ、新鮮、若々しさ、自然、調和、平和、安全」
といった印象を持ちます。
刺激が少なく、目に優しいとされます。
ほかにも、安心感やリラックスを与える、ストレス緩和、
血圧を下げるといった効果があります。
- 紫色
紫色といえば、なす、ぶどう、ブルーベリーを思い浮かべます。
紫色は「高級感、エレガント、深み、気品、優雅、神秘、幻想的」
といった印象を持ちます。
想像力や感受性を高めたり、自分を取り戻させたりする効果があります。
- 白色
白色といえば、羊、雲、雪、パン、大福、餅を思い浮かべます。
白色は「誠実、純真、潔白、清潔、無垢、クリーン、シンプル」
といった印象を持ちます。
清めたり浄化効果があり、病院、結婚式のイメージが強いのもそのためです。
また、気持ちをリセットさせてくれますが、
白ばかりだと無機質、空虚感を与えてしまいます。
- 黒色
黒色といえば、髪の毛、瞳、ピアノ、カラス、
暗闇、クジラ、夜を思い浮かべます。
黒色は「安定、重厚、陰気、いかめしさ、光沢、力強さ、スタイリッシュ」
といった印象を持ちます。
高級感を与える効果がありますが、反対に威圧感を与えてしまうことも。
- 灰色
灰色といえば、曇り空、ネズミ、ゾウ、煙、
コンクリート、石を思い浮かべます。
灰色は「不安、憂鬱、過去、曖昧、控えめ、協調性、洗練、大人っぽさ」
といった印象を持ちます。
控えめで落ち着いていて、すっきりしているという効果を与えます。
一方で、どんよりした気持ち、寂しさを連想させます。
- 茶色
茶色といえば、木材、カレーライス、揚げ物、
チョコレート、革を思い浮かべます。
茶色は「落ち着き、ぬくもり、堅実、丈夫、安定、質素、懐かしさ」
といった印象を持ちます。
茶色には心を静める効果がありますが、
地味さ、やぼったさを感じさせることもあります。
- 暖色
- 赤色
赤色といえば、太陽、トマト、郵便ポスト、
りんご、ランドセルを思い浮かべます。
赤色は「情熱、パワー、積極性、怒り、喜び、生命力、
活動的、情熱的、アグレッシブ、攻撃的」
といった印象を持ちます。
赤色には、心拍数を上げたり、興奮させたりする効果があります。
そのため、注意喚起や警戒させるときに使われます。
- オレンジ色
オレンジ色といえば、みかん、柿、秋、夕焼けを思い浮かべます。
オレンジ色は「陽気、暖かさ、高揚感、元気、躍動感」
といった印象を持ち、万人受けしやすい色とされます。
オレンジ色には、体を活動的にしたり、食欲を増進する効果があります。
- 黄色
黄色は、レモン、バナナ、黄色い帽子、ひまわり、月を思い浮かべます。
黄色は「元気、明朗、闊達、愉快、賑やか、希望」
といった印象を持ちます。
黄色には左脳を刺激し、理解力や判断力、記憶力を高めたり、
希望を与える効果があります。
目立つ色のため、注意喚起にもよく使われます。
- ピンク色
ピンク色といえば、桃、心、桜、ブタ、コスモスを思い浮かべます。
ピンク色は「恋愛、幸せ、思いやり、優しさ、充足感、
可愛らしさ、柔らかさ」
といった印象を持ちます。
味覚的な甘さを連想させたり、若返り効果を与えたりします。
一方で、幼さや軽さを与えることもあります。
お部屋のインテリアへ!色の選び方や決め方と取り入れ方のコツ!
それぞれの色が持つ印象について、お分かりいただけたかと思います。
ここでは色の印象をどのように取り入れていくのが良いか、
私の経験を基にお伝えします。
みなさまが、実際に取り入れてみるときの参考になるよう、
ポイントとともに紹介しますね。
以前落ち込んだときに、部屋の色を変えてみたことがあります。
最初は落ち着きや安定感を得るために、青色のインテリアにしていました。
でも、あまり気分は上がりません。
「ピンク色も、優しい気持ちになれて良いよ。」
というアドバイスをもらって、ピンク色にチェンジ。
ただ、インテリアを変えるときに、注意したこともあります。
一気に全てのものを買い替えるのは、金銭的にも気持ちの面でも抵抗があり…
ポイントは、“小さいものから少しずつ取り入れていく”です。
まず、小さなテーブルやクッション、小物入れ、
文房具といったものをピンク色にしてみました。
そしてピンク色も良いなと感じ始めてから、カーテンやベッドカバー、
さらには洋服にまで範囲を拡大!
気づくと青色よりもピンク色が増えていった…という形です。
ピンク色の部屋で過ごすようになって、何となく優しい気持ちになれました。
物事を前向きに考えられるようになりました。
それからは時と場合、気分でインテリアやファッションの色を考えています。
色を考えるのは、気分を明るくしてくれ、選ぶことも楽しませてくれますよ。
寒色は、冷静沈着なイメージを与え、暖色は、気分を高揚させます。
知的さをアピールしたいときは、寒色を取り入れてみましよう。
洋服や手帳などの小物でも良いと思います。
社会人のときに、気を引き締めて仕事に臨みたかったため、
常に紺色や青色を取り入れていました。
自分の気持ちを高めたいときは、暖色を使ってみましょう。
勝負に挑むときなどでは、暖色を一部にでも取り入れると、
自然とやる気が出てきます。
私は受験のとき、ペンケースやクリアファイルなどに暖色を選んでいました。
じっと見ているだけで、頑張ろう!という気持ちになります。
ポイントは、“小さいものから少しずつ取り入れていく”です。
身の回りにあって、あまり目立たないものから、取り入れてみてください。
好きな色は引き続き大切にして、
新しい色をアクセントとして使ってみるのがおすすめです。
まとめ
色は人間に力を与えてくれます。
それぞれの色が持つ印象や効果、取り入れ方も違います。
何か買うときに、どれにしようか迷ったら、
そのときの自分の気分で選んでみるのも良いですよ。
自分の好きな色で選ぶことも大切ですが、
時々は全く違う色にしてみるのもおすすめです。
印象がガラッと変わって、“この色も意外と良いな”と感じると思います。
そして、たまには、色の持つ印象を考えながら、選んでみてください。
新しい発見がきっとありますよ!